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#2 タイ北部アカ族、少数民族に生まれて

#2 Mayer Puさん🇹🇭in Bangkok

少数民族に生まれたこと
NGOで働くということ
世界一の経済格差
タイが抱える経済・教育的課題


私がPu(タイ語でカニちゃんという意味)さんと呼んでいる彼女は、意思のある聡明な女性。

初めて会ったのは2023年9月にサイアムバラゴンで行われた日本博のブース。

何かに惹かれるかのように声を掛けて、なぜ日本に関わっているのか、何をしているのか立ち話で矢継ぎ早に質問して、「また必ず会いに来ます」と言ってから1ヶ月。

バンコクはスクンビットのカフェでPuさんの人生やキャリア、今後の夢について聞いてきました。
1ヶ月間心に留まっていた、なぜNGOなのか、なぜ日本と関わることを選んだのかを‥

PuさんはバンコクにあるNGOで、特に教育的支援を受けられない子供たちを含むインフォーマルセクターの環境に置かれている人々のために働いている。

彼女はタイ北部のアカ族少数民族に生まれ、( アカ族は現代においても昔ながらの慣習的な生活を送る民族)社会インフラのみならず、教育面でも後進的な環境で育った。

つまり、学びに対しての価値を認識しておらず、高校を卒業すると結婚する若者も多く、経済格差のみならず、教育格差が未だ根強く残っている地域。

これはアカ族に限ったことではなく、少数民族における課題でもあるのだけど、Puさんはこのアカ族から出て、NGOの支援を受けながら高等教育を受け、そこで日本人や日本語と初めて出会った。

このことが就職する上でNGOを選択した大きな理由。

Puさんは本当に努力家。
タイ北部エリアで行われている日本語コンテストでTOPになり、交換留学で日本の大学へ進学。自分が生まれ育った国以外の人と交流を持つことや、異なる言語を身につけたことで彼女の人生や価値観を変え両国の表裏を苦しいほど感じてきたし、同時に大きく成長もさせた。

政治や経済、宗教についてオープンに話すことはまだまだセンシティブに捉えられているタイ。

タイや日本で起きている様々な課題、お互いに感じている日本とタイという国について、スクンビットのカフェをはしごして何時間も話した。
週末のバンコクは特に人出が多くて
%Arabicaももちろん満席。
最後はホテルのラウンジでゆっくりお互いの話を😌

「何かしようね」ではなく「何ができるか、何をしていけば良いのか」形になるように歩もうね!と言って別れたけど、空港までのタクシーのなかでも頭にズーンと重いものを乗せているような感覚(もちろん前向きな)で、深夜1:30発の飛行機の搭乗を待ちながらこの文章を打っている。

バンコクで普通の過ごし方をすれば感じる。
公園で屯う人々や、路地で屋台で生計を立てる家族。赤ちゃんを路上に寝かして朝から晩までものを売る女性。よる8時に早足で歩く私に物乞いをする人たち。
明日が来るということが当たり前ではないのです。
数メートル先の商業施設では数千万円の車が売られていて、デリは世界中の高級惣菜が並んでいる。
これがタイの今で現実。

きっとPuさんも変わらず次の目標に向かってインプットとアプトプットを繰り返しているんだろうな。

語り切れなかったね。
まさかの前倒し閉店で
鵜飼いの鵜のように飲み込んだケーキ
美味しかったね!
アップデートして、またバンコクで会いましょう!

in Sukhumvit,Bangkok   Sep 2023

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