「Zu Sea To Mountains Section2&3」
~最終章・山編~
カヌー編を書いてからだいぶ時間が経ち、報告が遅れてしまいましたが、「Zu Sea To Mountains」逗子と山々、海から山を繋いで歩き、10月頭の週末に今回のゴールである須走の富士浅間神社まで無事辿りつきましたよ~!
セクション2は、海抜0メートルの御幸ノ浜からスタートして山に入り、金時山を通って駿河小山の駅まで約34キロ。
セクション3は、駿河小山駅から、不老山・三国山を通って須走にある富士浅間神社まで約25キロ、カヌーとあわせると総距離約110キロ。
みんなよく漕ぎ、よく歩いた!
お天気と凪にめぐまれたカヌー編から一変して、セクション2の山編の1日目は、初日のゴールの金時山入り口までの20キロ、ずっ~と雨で、雨脚も全然弱くならないし、みんな途中でへこたれる場面も。
そもそも20キロの行程に途中でリタイアする子がいると予想し、エスケープルートの確認や、出口で拾う車の手配なども入念にしていたのにも関わらず、途中で「もう雨だし嫌だ~」と何度も弱音をはいていた子でさえ、最終的には「死んでも離脱しないもん!」と断言し、誰1人リタイアせずに駿河小山駅まで辿りつきました。
でもね・・・、山の中で8時間雨にさらされるって本当に辛いのです。
オトナだって雨に濡れて歩き続けるのは不快だもの。
翌日濡れた靴で歩くのも気持ち悪い。
それでもひたすら歩く子どもたちは本当にすごいなと改めて。
翌日、金時山に登っている途中に雨が止み、お日様が顔を出して、ぱ~っと晴れ渡った瞬間の喜びや、頂上で見た雲海の幻想的な景色は、前日に雨の中何時間歩いたからこそ感じられるものだったと思います♡
そして、セクション2で長い距離を歩いたおかげで、最後のセクションは全体の距離が短く逆に物足りなかったようで、みんな余裕の表情でゴールを迎えました♡
どちらのセクションも色々なドラマがあったけれど、その中でも一番印象に残ったのが、みんな回を重ねていくごとにどんどん逞しくなっていったこと。
このイベントが続く間は、平日学校に通い、週末になると朝早起きして泊りがけの行程が待っている。私は、回を重ねるごとにみんなどんどん疲れていって、学校休みたいってなるんじゃないかなと思っていたのですが、実際は、1つのセクションが終わって帰宅すると、翌日から淡々と学校に通い、同時に週末の準備を進めていく。
はじめは準備にも時間がかかっていたけれど、最後のセクション前の段階では、何を持っていくかもだいたい把握していて、準備がとてもスムーズでした。
そして、ゴールの富士浅間神社でも、ゴールしたというよりは、みんなまだ翌週旅が続くような気がしていて、私自身も、この子たちとならどこまででも歩けそうな気がして、なんだかこのまま終わらせたくないワクワク感にかられました。
来年は須走0合目から富士山に登るぞ~!って言いながらも、もうこのまま富士山まで行けるんじゃないかってそんな勢いが彼らにはありました。
★この写真は、写るんですで撮ってもらったもの。
いい味出してます!(Photo by カルロス)
今回の冒険では、色んな面白くて大人げないオトナが混ざって化学反応を起こし、芋づる式に人と人がどんどん繋がっていって、たくさんの奇跡に出会えました。
今回関わってくれた全ての人に感謝を込めて。
来年はみんなで富士山に行けますよーに♪
YO
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