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KAIZEN活動QCストーリーを知ろう! ~全体の流れとQCのなーにな~ぜ。
記事をお読みいただきありがとうございます。
ここでは、筆者が自分の考えをまとめていくためでもあるKAIZEN活動についての思考を記していきたいと思います♪
活動の真の価値と捉え方
KAIZEN活動(QC活動)とは????
KAIZEN活動とはつまりQC活動、QC活動とはサービスの「質」を高めていくための「カイゼン活動」のことです。(品質管理;Quality Controlの略)
現場で働く人々が3~5名程度の小さめのグループを作って行われ、現場で働く人達が「もっとこうしたらいいんじゃないの?」と探求テーマに沿って相談しながら進めるものです。いくつかの特徴的な流れがあるので「定量化(物事を数値や数量で表す)」しやすいのが特徴的な手法です。
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企業や組織にとってのKAIZEN活動の価値
・データに基づいて科学的に考える
・現場で働く人達が主体的に行動できる
・改善活動を継続的に行う
これらによって「より良い環境やサービスにする」ことを目指していくことができます。
このような良い循環を内部で作っていける事が企業にとってのKAIZEN活動の利点です。改善活動は現場の人々が主体的に行うものですが、個々でやっていたのではまとまりがなく、伝藩していかないので、KAIZEN活動で共有する仕組みがあります。また、組織全体で改善活動をマネジメントしていく考え方のことをTQM(総合品質管理)といいます。
現場の気づきは全社的にも役立つ大切な視点だと考えているのです。
現場や個人にとってKAIZEN活動の価値は?
視点を変えればKAIZEN活動は、「自分の時間のムダな消費を減らし、より効率的な使い方を見つけていける方法」でもあります。KAIAEN活動は、それを誰にでもわかりやくまとめるためでもあります
「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉が有名ワードとして昨今は出ていますが、こんな言葉が出るほど時間の大切さを意識していく時代になったとも言えます。少しでも良い時間、良いと思ってもらえる時間にすることは、誰にとっても大事な改善となるものではないでしょうか。
睡眠、仕事、移動や食事・自由時間全部含めて1/3ずつ、というのが多くの人の1日の時間配分です。お金も大事な要素ですが、「時間」は決して増える事のない使い切りの消耗品です。
KAIZEN活動とは、経営的な目的もありますが、関わる私たちに一番大事なのは、「自分がより仕事に納得・満足し、自分も他者も良い時間を過ごせる環境に育てていくために活用すること」です。
「時間の質を上げる」ことになりますね。
また、当てずっぽうの勘頼みになってしまっている全ての物事への改善を図る良い思考方法にもなります。KAIZEN活動を通して、トライ&エラーをより効率的に成果に繋げる能力を育てる事ができます。
活動を共有する活動例
例えばコーヒー店のとある「試飲と感想アンケート」の例。
まず、顧客の生の声は強力な販促手段となります。顧客の「美味しい」といった声が多数あれば、他の顧客は安心して購買できるからです。試飲とセットで行うことで、顧客の声をかき集めている。返報性の原理を取り入れることができます。返報性の原理とは、人は他人から何かしらの報酬を受けた場合、そのお返しをしなければならないといった感情を抱くことをいいます。コーヒーの試飲でいえば、無料の試飲で報酬、見返りとして顧客の声を受け取るということです。
しかし、店員してみたら販促として利用するのではなく、ただ単に顧客の感想が聞きたい、美味しいという声が聞きたいという想いから、顧客から感想を聴取しているようです。
もしかしたら、全社的な方針で顧客の感想を集めて改善しようといった事もあったのかもしれません。ただ、店員さんの言葉からは、その店の従業員が自分たちなりの目的を持って実施しているのだとわかります。
経営層と現場では違う視点と目的で試飲アンケートを実施しているわけなのですが、結果としてはどちらにとってもメリットや「やる価値」を感じて実施できている事になります。
従業員が自分たちの目的を持って主体的に行動している良い例で、職場で「KAIZEN活動」ができています。
「試飲アンケート」という活動に、販促戦略調査と従業員の満足度向上という2つの捉え方で経営側と現場にそれぞれ「実施する価値」が生まれていますね。取り組みを共有することで、活動の価値を広め、高めることができるのです。
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視点と捉え方が大事
KAIZEN活動(QC活動)というのは、単なる手段のひとつです。うまくまとめる事や、資料作りにばかり固執する必要はありません。
一番大事な事は、
「その場所を良い方向へ変えられるのは、そこに今居る人たち」
だという事。
一番大事な目的は、
「自分たちの場所を、自分たちで良くしていこうと考える事。」
です。
自分の働く、1日の多くの時間を過ごす場所を、より過ごしやすく、労力がムダにならず、自分たちにとっても利用側にとっても快適な場所としていけるポイントをどんどん見つけてストックしていきましょう!
いきなり全部は改善できませんが、それを進めるごとにその場所はもっと素敵な場所になっていきます。
そして、その中にはチームで取り組むKAIZEN活動にすることでより広い視点や考え方となる課題もあるのではないでしょうか。