ただのフリーターがマンガ原作者になるまで。その3
はじめに
この物語は、ノンフィクションであり、現在進行形であり、タイトル詐欺になりうることも厭わないスタイルなので、登場する名前は実在する事件・団体・人物と全くもって関係があります。
最近観た映画がさ
この間、『映画大好きポンポさん』というアニメ映画を観た。ありふれた言葉だが、一言で言って最高の映画だった。キャラデザが萌えっぽいからと言って遠ざけないでほしい。この作品は、映画に限らず全ての創作者に見た貰いたい。
本作のあらすじはこうだ。
大物映画プロデューサーの孫で自身もその才能を受け継いだポンポさんのもとで、製作アシスタントを務める映画通の青年ジーン。映画を撮ることに憧れながらも自分には無理だと諦めかけていたが、ポンポさんに15秒CMの制作を任され、映画づくりの楽しさを知る。ある日、ジーンはポンポさんから新作映画「MEISTER」の脚本を渡される。伝説の俳優マーティンの復帰作でもあるその映画に監督として指名されたのは、なんとジーンだった。ポンポさんの目にとまった新人女優ナタリーをヒロインに迎え、波乱万丈の撮影がスタートするが……。
この映画には、創作者が持つべき心構えや知識が豊富に詰まっている。そして、登場人物たちの心の動きや境遇に一度胸を掴まれた私たちは、創作をせざるを得なくなるだろう。そんなエネルギーを孕んだ作品である。
創作に目覚めたあの日を、執筆に熱中したあの日々を、作品を見て貰えたあの瞬間を思い出させる、全ての創作者の青春が、そこにある。
是非、これを読んでいるあなたにも、観てもらいたい作品だ。
進捗状況報告
さてさて、そんな素晴らしい映画に心動かされたわけだが、私自身、昨日立てた目標に向かって動けているかを書きたい。
正直に言って、昨日の今日ではほとんど何も進んではいない。しかし、安心してほしい。あの目標はそれこそ昨日書いたものだが、実際頭の中にはすでにあったものであり、つまり作品の構想もなんとなく頭にある状態である。具体的に言うと、コンセプト・世界観・舞台設定・メインキャラ設定はある程度固まっている。あとは伝えたいテーマやその他諸々を決めてから各々固めていく他ない。この作品は完成したら持ち込みに行くことになるのだが、noteに公開するかどうかは未定だ。いつか本作がみんなの目に留まる日が来ることを願い、日々精進するとしよう。
水村ヨクト