見出し画像

ただのフリーターがマンガ原作者になるまで。その41

はじめに
この物語は、ノンフィクションであり、現在進行形であり、タイトル詐欺になりうることも厭わないスタイルなので、登場する名前は実在する事件・団体・人物と全くもって関係があります。

初めて買ったマンガ

マンガ原作者志望だし、マンガとの出会いは書いた方がいいかなと。厳密に出会いというと、小学館の今は亡き児童向け漫画雑誌だった気がするが、今回はマンガに夢中になった出会いを語る。
私が初めて買ったマンガを紹介しよう。かつて週刊少年ジャンプにて連載しており、アニメ化・実写映画化も果たした「バクマン。」である。かなり人気作だっただろう。あらすじはこうだ。

一握りの者にしか得られない栄光を手にするため、険しい“マンガ道”を歩む決意をした二人。高い画力を持つ真城最高と、文才に長ける高木秋人がコンビを組み、新たなマンガ伝説を創る!

https://shonenjumpplus.com/episode/10833519556325021897
「バクマン。」第1巻

「バクマン。」の魅力といえば、まずはそのリアリティである。マンガ業界(特に週刊少年ジャンプ)の当時のリアルを描いた本作は、当時の私にはとてつもなく刺激的だった。そして、「バクマン。」はベタな「友情・努力・勝利」を、仕事マンガというジャンプではマイナーなジャンルで堂々と描き、連載終了から11年が経った今でも新鮮さのあるマンガである。
当時小学生〜中学生だった私は、どっぷり「バクマン。」の影響を受けた。ノートブックにマンガもどきを落描きしてみたり、友達とコンビを組んでマンガを描いてみようとしたり(残念ながらコンビは自然消滅)と、様々なことをした。
あれから10数年、未だに結果を残せていない私は、サイコーやシュージンのように才能がなかったのかもしれない。だが、彼らほどではないが私もまだまだ若いはずである。

「うぬぼれ、努力、運」「体力、精神力、最後は根性」

平成マンガの昭和チックな名言を胸に、私は前に進むのだ。

水村ヨクト


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?