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新事業のアイデアは「ニーズ」で考えてはダメなのか?
こんばんは。新事業イノベーターのよくたろうです。
新事業のアイデア検討のポイントはお客様の「痛みのある課題=お金を払ってでも解決したいもの」を見つけること、です。
しかしながら、世の中には「痛みのある課題」を解決するものではないサービスもたくさんあります。
それなのに、なぜ新事業の検討は「痛みのある課題」じゃないとだめなのでしょうか?
一番よく言われる例はこうです。
■痛みのある課題を解決するもの=痛み止め
■痛みを伴わない課題を解決するもの=サプリメント
頭が痛くて仕事ができない、となればお金を出して頭痛薬を買いますので必需品となりますが、極論いうとサプリメントはなくても困りません。どちらかしか買えない、となったらどちらを買いますか?
でも、サプリメントだって売れてるんじゃん!「健康になりたい」っていうのは新事業のアイデアにならないの?という人もいます。
答えとしては、「なりません」です。
なぜなら、既に既存のプレーヤーがいる中で、中小企業が「あったらいいな」レベルでの課題を解決するソリューションを提供しても、既存のプレーヤーには勝てないからです。
一部のマニアや瞬間風速的に売れたとしても、継続して売れ続けることはありません。
例えば、サプリメントだと、女性向けに「かわいいサプリメントがあったらいいな」を解決するためにピンクの錠剤にした方が売れるんじゃないか、と考えたとします。ピンクのかわいいサプリメント発売開始!として、果たしてどんなお客様が買うでしょうか?
それよりは、違う時間に飲んだり粒の数を間違えて飲むと、一定量を同じ時間に飲み続けるより効果が半分になる、サプリメントがあったとして、だけど同じ時間に毎日飲み続けるのはつい忘れてしまう、を解決するソリューションとかの方がいいかもしれません。(ソリューションの例としては、例えば、毎朝のむコーヒーにいれて飲むようにしてもらうために、顆粒にする、とか、砂糖の代わりに使う、とか、コーヒーの味をおいしくするような味付けにする、とか)
ぜひ、「既存のプレーヤーに勝つ」、という観点で、「痛みのある課題」をしぶとく探してみてください。
本日の20字まとめ
痛みのある課題を出すのが痛みだが、ここが踏ん張りどころ