見出し画像

こんにちは。新規事業イノベーターのよくたろうです。

先日、よくたろうがよく知っている会社「A社さん」がある製品「B社さんの製品」を導入し、売り上げアップに成功したとのことで、事例発表のセミナーがあったので参加してみました。

セミナーの主旨としては、そのB社の製品を導入することでA社さんの会社のマーケティングが自動化できて、結果的に売り上げアップにつながった、というものでした。

正直な話、A社さんにはマーケティング専門部署はなかったはずで、仕組み的にも営業効率にマーケティングを活用しているという話は聞いたことがなかったので、そういった新たな取り組みを最近始めたのかな?どんな背景なのか知りたい、と思っていました。

セミナーに参加してみた結果わかったのは

■B社製品は1年前に導入した

■使っている部署は限定的

■B社製品の使用範囲は、A社さんがお客様向けに開催するセミナーにご出席いただいたお客様のアンケート管理

ということが分かりました。

ん??これで売り上げアップになるのか??

と思ったところ、営業がアンケートを回収したりフォローアップする時間をシステムが代行することで、営業活動に使う時間が増えるはずで、その結果売り上げアップが今後期待できる、というものでした。

これは一体何の成功事例なんだろう。。。。

そうです。製品を導入した側のA社さんの成功事例ではなく、この製品をB社がA社に導入したその成功事例です。

製品導入事例をベースにすると、導入することが目的になっているので、どういう場面で使っているのかなどは参考になるものの、それが導入した企業側の当初の目的をどのように達成したのかはわからないため、導入した企業の成功事例には直接結びつかないのです。

しかし、最近はこういったセミナーが多く、それが故に事例から自社にどう落としたらいいのかわからない、といったことが起きています。

セミナーの主旨や目的を見極めて、踊らされないようにすることが必要です

本日の20字まとめ

事例は、誰の何の成功事例なのか見極めること


いいなと思ったら応援しよう!