企画で新しいミッションを得た私は、
営業課長としてもそのミッションを完遂できるよう、自分の周りのことを見直すことにしました。
①業務の無駄をなくす
②営業のやり方を見直す
③新しいミッションでの仕事を取る
①と②を実行するには、目的を共有し、営業内で体制を構築し、プロジェクトとして推進が必要と感じたため、異動してきたばかりの営業部長に働きかけを行いました。
提案内容にはすぐに合意がもらえ、即座に体制づくりや目的の整理、スケジュール作成などを行い、部内でプロジェクトとして発足しました。
③については、自分のお客様で試してみることにしました。
そのお客様では、自分が営業主任の頃から、数年にわたり大規模システムの更改提案をしていましたが、ハード更改に近いイメージでの提案でしかなかったので、そこに経営観点での課題を織り込み、提案に付加価値を持たせる取り組みを始めました。
お客様からも好評いただき、既存機能の更改と、付加価値提案の2本立てて提案を進めていましたが、ある日、本部長から呼び出しを受けました。
「今〇〇様向けにやっている提案は、どういう意図でやっているのか?」
私は素直に、既存機能の更改だけでは、最終的に経営層への訴求が弱いので、そこを強化するための付加価値提案をしています。と答えました。
本部長からは、「お前の部長からは、そんな提案いらない、とお客様が言っているのに、お前が強引に提案していて、困っている。課長を変えたい、と言われている」とのことでした。
なぜ?とか、誰が?とか聞いても何も教えてくれません。
お客様にそれとなく聞いても、私の提案については評価している、と言ってくれましたし、信頼できる人などに探りをいれても、そんな動きはない、と言います。
そういった声を集めて理解したのは、付加価値の提案を社内は求めてなかった、ということでした。数年前の主任時代に提案を始めたころは、社内のだれも見向きもしなかった案件でしたが、日々の活動でお客様も本気になりだしてきて、社内的に必注案件となっていたのです。一つの案件に人はどんどん群がってきて、もはや私がコントロールできる案件規模ではなくなってきていたのでした。その中で、報告は受けているもののよくわからない付加価値提案をしている私は異動してきたばかりの部長にとっては危険分子だったのでした。
長年温めてきたこのお客様の案件を自分を殺してやり続けるのは、私には酷でしたので、担当から外されるのは受けざるをえない状況でした。
担当はずれてからは、廃人のようになった私(笑)。
3か月ほど廃人をしてましたが、廃人時間の中で自分のやり方にも改善点があったのでは、と思い直すようになり、何が足りないのか、自分に向き合うことにしました。
そこで、ビジネススクールに通う日々が始まりました。
ビジネススクールでは、いろんな会社員・経営者に出会うことができました。今まで、いかに狭い世界を見て心を痛めていたんだ、ということがわかってきました。
そこでさらに、自分で事業をしてみてもいいな、という思いもつよくなり、商工会議所のそれらしい講座を受けたりと、この時期が最も今までインプットを頑張った時期でした。
そうしてさらに、自分のベクトルは社内向けから、社外向けへ強くなっていきました。