バリ島旅行記2024② バリ島のどこに行くか問題
行き先はバリ島に決まった。
でも、これは「はじまりのはじまり」にすぎない。
バリ島にはみなさんご存じのように、それぞれ際立った特徴を持つエリアがある。
◎ウブド=内陸エリア・棚田が有名・深遠な感じ
◎クタ・レギャン=とにかく賑やかなビーチ・繁華街
◎スミニャック=お洒落(らしい)新興エリア
◎サヌール=古いリゾート・落ち着いた雰囲気
◎ジンバラン=大型リゾートが多い・リゾート内で完結する系
◎ヌサドゥア=観光立国バリが国策で開発したリゾートエリア
前回バリ島に訪れた際は、まだ娘が未就学児だったこともあり、安心して過ごせそうなジンバランの大型リゾートをチョイスした。それはそれで間違っていなかったと思う。
「バリ島に行くならウブド」という世間の常識
よく「バリ島行ってきました」と言うと「ウブドは行った?」と聞かれる。「いや、行ってないです」と答えると「え・・・(なんでバリまで行ってウブド行かないの?)」という顔をされることがあるが、そんなことはどうでもいい。
我々がウブドを避ける理由はシンプルだ。
避ける理由① 虫が多そう
避ける理由② 寒くて娘がプールを楽しめなそう
避ける理由③ そもそも開放的なビーチがないのが寂しい
実際、ウブドは大人だけのリゾート風のホテルが多く(子どもが泊まれないホテルもけっこうあるっぽい)、エリア全体にハイブローなムードを醸している。
というわけで、ウブドはまず却下。
クタ・レギャンは帰国日の深夜便までの滞在先として、古くて安いホテルのデイユースを使ったことがあるが、とにかく街もビーチも賑やかすぎ。イケイケなねえちゃん兄ちゃんが跋扈する街の印象で、とても落ち着ける雰囲気ではなかった。
となると、残るは「スミニャック」「サヌール」「ヌサドゥア」。
リゾートの老舗サヌールで長年愛される「タンジュンサリ」という伝説のホテル
どうしようかなぁと悩んでいたところ、こんなnote記事を発見した。
「天国ってこんな感じなのかもと思った」という一節が妙に響いた。他にはこんな記事も。
調べていくと、タンジュンサリは「スリランカの絶景建築の神さま」と呼ばれる建築家ジェフリー・バワが初期に手がけたもので、アジアンリゾートのすべての源流になったルーツ的ホテルらしく、1962年の創業以来、錚々たるメンツが宿泊していた。
これは行くしかない。ミック・ジャガーやオノ・ヨーコが泊まった伝説のブティックホテルに俺も泊まるしかない。そう決めた。
意外にも1泊料金はべらぼうな金額でななく、4万円前後。いまどきの超高級リゾートに比べたら、ぜんぜん良心的価格だ。
タンジュンサリが構えるエリアは、バリ島のなかでも老舗リゾートのサヌール。サヌールはずっと気になっていたけど、ご縁がなかった。いま、ようやくサヌールが俺を呼んでいる。
「プールで1日中遊んでいたい」というキッズに最適解なホテルとは?
タンジュンサリ。最高な予感がビシバシするが、1点だけ難点があった。それは・・・プールがとても小さいのだ。大人用のため、おそらく子どもの背丈には合わない深さのプールだと想像される。
プールで親子がはしゃいで楽しむような雰囲気ではなく、大人が朝起きてのんびりひと泳ぎして、いったん部屋に戻って身支度をして、レストランで朝食を済ませたら、日がなプールサイドでペーパーバックを読みながらまったりする・・・そんなアダルトなプールが一つしかない。
参った。これじゃ、娘も退屈しちまうだろう。
だから、次のワードでGoogle検索してみた。
「バリ島 ホテル プール 面積 ランキング」
すぐに出てきた。第1位はハードロックカフェホテル。そして第2位はグランドハイアットバリ。この2つのホテルがバリ島内でのプール面積ランキングをダントツに引き離している。
じゃあ、ハードロックカフェでよいかと言うと、これまたちょっと難点があった。ハードロックカフェというコンセプトなだけに、部屋もそんな感じでゴチャゴチャしてい、落ち着かない。しかも、プールの水中にもスピーカーが設置されていて、水の中でも1日中ロックミュージックを聴けるのが売りだそうだ(要らねえ!)。
というわけで、今回の旅はこのような組み合わせに決めた。
タンジュンサリ 2泊
グランドハイアット 3泊
ほんとはもう1泊ぐらいしたかったが、計5泊でも全予算を計算してみると、家族3名で60万円ぐらいになる。
前回の2018年のバリ島旅行が全部でだいたい40万円ぐらいだったと記憶してるので、インフレと円安の影響をひしひしと感じる。
ちなみにグランドハイアットはヌサドゥア・エリア。
バリ島のどこに行くか問題は「サヌール」と「ヌサドゥア」が今回のファイナルアンサーとなった。