ライラック杯に向けて
白熊杯フィナーレから2週間あまり。
春の大会・ライラック杯は3月25日からとのこと。
ライラックってどんなお花なのだろうと調べてみました。
俳句でお知り合いになったriraさんが次のホストとのことで、今からとても楽しみにしております。暖かい4~5月にかわいい花をつけるライラック、リラ。riraさんのイメージぴったりのお花だなぁと思います。
そして、俳句にいそしんでいらっしゃる、ほっこりかわいいイラストを描かれるくーや。さんがイラスト担当とのこと。くーや。さんのイラストを見出し画像にするのが楽しみです。
待ち遠しくて、また、最近俳句幼稚園のみなさまの句をよくお見かけし、感化され、ひそかに詠んでおります。
ライラック杯では別の俳句を応募しようと思って、今詠んでいるものを少しだけ載せてみたいと思います。
🌱
新品のスーツに着られた新社員
しんぴんのスーツにきられたしんしゃいん
🌸
一面のネモフィラ響くシャッター音
いちめんのネモフィラひびくシャッターおん
🪻
ライラック見ながら食うや握り飯
ライラックみながらくうやにぎりめし
💐
【一句目】
季語 新社員
大学の新入生か、就活生か、新入社員か。まだ初々しくて、少しスーツが大きくて、馴染んでいなくてぎこちない。私にもこんなときがあったなぁと、若々しい姿にエールを送りたくなるのをグッとこらえて駅で見送る。これからどんなことが待ち受けているだろう。順風満帆にはいかないかもしれない。それでも大丈夫。もしつまずいても、そこで終わりじゃないから。世界は広いから。いろんな選択肢を考えて、どうかあなたの人生を大切に生きてほしい。
そのスーツを着こなすとき、あなたはたくさんの努力を重ね、立派な大人になっていることだろう。
そして、私自身、新入社員としてもがいている。自分へのエールも込めて。
ありきたりな句かもしれない。それでも、希望を込めて詠んだ。
【二句目】
季語 なし(ネモフィラは歳時記には載っていないよう)
ネモフィラ畑は目にも鮮やかな青の絨毯で、とっても綺麗。電車で1時間のところに花の綺麗な公園があって、春にはネモフィラが咲き誇るという。実はまだその時期には行ったことがなくて、いつか行ってみたい。ネモフィラの時期、ネモフィラの写真がインスタグラムにぶわーっと溢れる。(私のタイムラインだけ…?)別の時期にその公園に行ったときも、綺麗な花に夢中で、立派なカメラを構える人の多いこと。きっとネモフィラの時期もそうなのだろう。
山村暮鳥「風景 純銀もざいく」を思い出しながら、詠んでみた。
夏井先生のこんな句もある。
ちなみに私は、ネモフィラの小さい版ともいえる、オオイヌノフグリもかわいくて好きだ。不憫な名前に似合わない、けなげで素敵な花を咲かせる。ネモフィラとは違って道端でそっと咲いている、慎ましい花。オオイヌノフグリのほうは、地元でよく見かけ、子どもの頃から好きだ。
【三句目】
季語 ライラック
握り飯はどんな握り飯か、ご想像にお任せしたい。おにぎりって、自分であろうと、他人であろうと、食べる相手を思って握ると思う。参加する誰かを思って、心を込めて用意してくださるみなさまへの応援句として僭越ながら贈りたい。
主催、クルーのみなさま、ごはんを活力に、どうかご自愛ください。
🍀
きっと水面下でみなさまがお忙しく準備をしてくださっていることと思います。
陰ながら心から応援しております。