舞台 ブロードキャストを見終えて
2024年 8月10日(土)~25日(日) 恵比寿エコー劇場にて全20公演
湊かなえさん原作の「ブロードキャスト」を題材にした舞台。
僕自身湊かなえさんの小説は何冊か積読状態になっており、どこかで読みたいなーなんて思っていた時の舞台化。ちなみにブロードキャストは買っていませんでした。
今推しの1人であるSTARTO社のJr.である木村来士(きむららいと)くんが出演するということで見に行こうなんて気軽な気持ちでした。
簡単なあらすじだけ読んで、陸上を諦めた放送部のお話しぐらいという知識で行きました。
8月11日日曜日 恵比寿という駅に数年ぶりに降り立ち調べていたエコー劇場まで歩いていくこと数分。近いなという印象とここが劇場?という外から見ても狭いが感じられる場所でした。ロビーというものもなく本当に小劇場で150席程度という近さでした。
初回観てビックリしたことは、演者が効果音をその場で作るという事。
SEなんて今じゃCDからある程度用意できるものをそこで作ってしまうのも興味深かったです。そして放送部という事に色々と考えてしまうことがありました。
僕自身大学生時代に学生放送会というところに1年半ですが所属していてさらにアナウンスを担当していました。物語と同様に学校行事のイベントの司会などを経験していてその過去を思い出してあー、分かるという部分もあり100分が密であっという間に終わってしまいました。
いつも通り来士くんはあの声や雰囲気で演じておりやっぱ来士くん凄いなって思って語彙力を無くしてしまっていました。こんなんがアナウンスしていたってのが笑っちゃいますけどね。
そして翌週の日曜日にもう一度見てその後慌てて職場隣の図書館で原作本を借りて読ませていただきました。
当然ながら原作に沿っている舞台なのですが、舞台で削らざるをえなかった場面を詳しく書いてあったりとか舞台での場面を思い出したりという復習を挑んでの今日の大千穐楽でした。
僕の舞台の好きなところは"舞台はナマモノ"であるというところ。
中々毎回が同じどおりにならないし、突然のアドリブで変わることもあるし当然舞台中に内容を少し変えたりするところもあるので何度見ても飽きないってのが舞台が大好きな理由です。
今回の2週間強のこの舞台ですし、やはり千穐楽という事もあり突然のアドリブなどで多分何度も見ている観客が多いであろう中でもついつい笑ってしまう場面も多々あり来士君なんて笑いを手のひらで必死に隠していましたね。
確か2月のナイトメアホスピタル2024でもアドリブで笑いをこらえられなかった来士くんは手に持っていた本で必死に笑いを隠していたことも思い出しました。
昨年末から大脱出→ナイトメアホスピタル2024→大脱出2と舞台続きであった来士くん。大脱出はほぼ全員が事務所の人間でしたし、ナイトメアホスピタル2024も事務所の人間が4人もいましたが今回は他に事務所の人間もいないし演者の中で最年少だったので色々と大変だったと思います。その中での成長が次に生かせられることを期待しています。
正直いまだに少し不安なところがあるんです。
「形は変わるけど」
でも僕はついていきたいと思います。次もいい作品に出会えますように。
あっ、ブロキャスの感想?
まあ小説読んでくれよな!ってこと。ちなみに小説には続編の「ドキュメント」という作品があるそうです。明日本屋さんに向かおうと思います。