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『スター・トレック BEYOND』映画に乗りにいこう

映画に乗りにいく。いきなりこんなこと言われても何のことかわからないと思うが、2作品で体験しても他の表現がどうも見当たらない。

1作品目は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。2D・3Dを体験し、もっともっと楽しみたい!私はフュリオサになりたいんだ!と興奮が覚めなくて結局乗りに行った。

2作品目がこの『スタートレック BEYOND』これもなんだか、IMAX3Dで観た後に、これじゃない感が強く、やっぱりエンタープライズ号に乗らなきゃ!と思い乗りに行った。

まどろっこしい言い方になってしまったが


4DXで観た!


スタートレックを1回目観に行った時に、それはそれは私が大変だった。今までの2作品ではあまり感じなかったのだが、今回はとにかく動く。宇宙船特有の上昇、下降は当たり前にあるのだが、それ以上に揺れや滑り落ちる感じ、逆さまになる感じなど、もうとにかく目まぐるしく動いた。じっとして観ているのが一番良いのだろうが、なんだか感覚が掴めず両隣に誰もいなかったので、ほぼ2時間体を揺らし、頭を上下させ、ひとり4Dをやってしまったのだ。結果画面にあまり集中できず、頭を上下させすぎて頭痛までする始末。これは納得できない!と映画ではなく体を動かした自分に憤慨した。

どうしてももう1回観たかったこと、もう体を動かしたくなかったことが重なり、これは乗りにいくしかないとエンタープライズ号に乗船を決意したのだ!


4DXは4人でひとくくりになっており、それが同じ船に乗船する仲間。振り子のように動くため両端が少しだけ揺れが大きいように思う。乗りにいくと言えども座席は少しだけ高く足置きがあることを除き特に変わったことはなく、普段通りといえば普段通り。

ところが一転、始まれば完全に宇宙船の中。ふわりと浮かんでいるような感覚や、まるでGがかかっているような感覚に、アドレナリンが出っぱなし。自分で観ながら揺れるとなると、どうしても数秒の時差が発生するため、弱冠の酔いみたいなものを感じるのだが、座席が場面に合った強弱を持たせた揺れ方をしてくれるので、身を任せる分酔いは少ない。ただ、激しすぎる場合もあるので、気を付けないと首をやられる可能性も。


風や煙もところどころに現れるのだが、問題は光り!ちょっとあれは眩しすぎて驚きを通り越し、目がやられる感覚に。光りに弱い方はちょっと覚悟が必要だと思えた。

あと、要注意な点としては、一人でみるのが強烈に寂しい。私はまだ4DXを一人でなんて体験していないが、特にスタートレックは仲間意識の高い映画なんで、クルーの一員になるためには自分がキャプテンになって友人を誘うべきだろう。

まだ4DXを体験してない方は是非とも乗船してほしい!
スタートレックはもう上映館が少ないので、次を期待するなら絶対に『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で宇宙への旅を味わうのはいかがだろうか。

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