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老音仙台でがんばる(?)

この文は マンドローネ Advent Calendar 2024 20日目への投稿です。

 マンドローネ Advent Calendar への投稿は2022年以来2回目。Yokozuki と申します。一応自己紹介をしておきますと、名古屋の老舗合奏団プレットロ・ロマンティコに所属しており ギター、コントラバスを経てここ7・8年はマンドローネを担当してきました。
 楽器は合奏団としてお借りしたもので、渡辺1972年。大きいです。私身長が160センチ足らずで、しかも高齢者。「老音」(ローネ)と言っています。(その後指揮者の先生不在となったため今は指揮をしています。)

 私たちと仙台のチルコロ・マンドリニスティコ・フローラさんとは長年ご厚誼をいただいており、今年も定演ステージに乗せいただきました。2021年からローネで参加しており、22年と23年は一部ステージでしたが今年はアンサンブルステージ以外は全曲演奏しました。その顛末を記してみたいと思います。

 7月に定演の案内を頂きました。今年は定演の参加について申込制となり3回の練習参加が義務とのこと、少し迷いましたが、結局申し込みました。
しばらくしてコントラバスのパート譜が送られてきましたので、ローネでどのように弾くか考え始めました。ローネ奏者なら皆さんされていると思います。E~Gなどをオクターヴ上げたり、フレーズごと上げたり。
 演奏曲の調性は、a、G、D、g、a、a、G、a、Gなどで、A系・G系が半々というところ。

(パリへのあいさつ)

 このような流れであればGのみをオクターヴ上げてもあまり不自然ではないなと思いました。


(  〃  )

 しかしこの部分では最初のGだけを上げると変な感じになります。フレーズ全体をあげると最後の方はちょと苦しいし低音の魅力が損なわれます。

(舟人よ)

 この曲の最後の部分は重々しい感じが要るということでオクターヴ上げたくないなと思いました。

 他の曲でも最低音がGの曲が多くオクターブ上げることなど色々試みましたが、なんとも不自然になってしまうところが多いなと感じました。

 そこで、思い切ってローネ界の先輩諸氏の試みをまねて第4コースをGにすることにしました。ドロップGチューニングです(以下ドロG)       ギターのドロップDは何十年もやっているので同じように対応できると考えていましたが、余り触っていなかったローネを出してきて練習開始すると ただでさえ下手なのに左手の外し方が半端ない! 音のつながりも思ったようにいかないし、かなり苦労しました。

ドロGにしたことにより演奏が困難になったところの例です。

(マンドリナータ  ♪=184です)


(ラ・パロマ あまり速くはないのですが…)

 途中2度の練習参加、そして10月となり前日練習、定期演奏会を迎えました。ローネは私一人でしたが、コントラバスのお二人に支えていただきながらなんとか無事演奏することができました。高橋先生やなじみの皆さんと演奏会を楽しむことができてよかったです。

【後記】
・ドロGにしたのはよかったと思っています。
・ドロGにするにしても曲ごとに調弦を変えるという作戦もあると思いまし 
 たが、実際は時間的に厳しく体格的なこともあり困難でした。
・楽器の問題としてやはりドロGにすると張力が落ちるため発音が弱くなっ
 てしまうのは避けられません。ドロG専用の弦が必要と思いました。
・下手な文を最後までお読みいただきありがとうございました。


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