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絵本の蔵書(その19)「あらしのよるに」「あるはれたひに」他

全7冊で完結する大人気シリーズ。涙なくしては読めません。

あらしのよるに
作:木村 裕一 絵:あべ 弘士 (講談社)

 あらしのよるに、たったひとり、みしらぬところでだれかにであえたら、ほっとしますよね。でも、そのだれかさんが、こわーいあいてだったら……。きみならどうするかな?(講談社)


あるはれたひに
作:木村 裕一 絵:あべ 弘士(講談社)

 あらしのよるにしりあった、ヤギとオオカミ。つぎのひに、おたがいのすがたをみた2ひきは……?
 だーいすきなごちそうと、おともだちになっちゃったら、どうする?ふたりっきりでいるときに、どんどんおなかがすいてきて、おいしそうなにおいがはなをかすめたら……?(講談社)


くものきれまに
作:木村 裕一 絵:あべ 弘士 (講談社)

 ともだちのともだちは、おともだち?「みんななかよく。」と、いわれたって…。ともだちになった、ヤギとオオカミ。こっそりまちあわせたのに、じゃまものが……。どくしゃのみなさんへ。オオカミからみたら、ともだちのヤギのともだちは、だいすきなごちそう。ヤギからみたら、りょうほうともだち。その3びきが、いっしょになっちゃったら……。さあ!どうなる?――木村裕一 (講談社)


きりのなかで
作:木村 裕一 絵:あべ 弘士 (講談社)

『あらしのよるに』『あるはれたひに』『くものきれまに』に続くヤギとオオカミのおはなし第4部。ガブとまちあわせたのに、なかなかあえないメイ。きりのなかから、べつのオオカミのめがひかる……。(講談社)


どしゃぶりのひに
作:木村 裕一 絵:あべ 弘士 (講談社)

 だまされたって、おともだち?いちばんこわいのは、きみのやさしさ。「ひみつのともだち」が、なかまにばれたガブとメイ。なかまにせめたてられた2ひきは……。(講談社)


ふぶきのあした
作:木村 裕一 絵:あべ 弘士 (講談社)

 仲間たちの目の前で、ともに川の中にすがたを消したヤギのメイとオオカミのガブ。うらぎり者として追われることになった2ひきの、禁断の友情の結末はどうなる?

「一片のどぎつさもないのに、息をのむサスペンスで、読み始めたら大人でも止まらなくなります。子どもに読み聞かせたら、きっと、生きる楽しさや重さが、静かに胸に入っていくでしょう」脚本家・内館牧子さんも絶賛のシリーズ!(講談社)


まんげつのよるに
作:木村 裕一 絵:あべ 弘士 (講談社)

 全国の子どもと大人を虜にした「あらしのよるに」シリーズの最新刊。シリーズは第6巻で完結・・・のはずが、「あのままでは終われなかった」と続編が登場。時期をあわせて、アニメーションに生まれ変わった映画「あらしのよるに」が2005年12月に劇場公開。
 あらしのよるに、真っ暗な小屋で出会った、オオカミのガブとヤギのメイ。食べる者と食べられる者という宿命を超えて芽生えた堅い友情。仲間を捨てて逃避行に走った二人だったが、悲しい結末が・・・(講談社)

 この絵本「あらしのよるに」のシリーズが「絵本の蔵書」でご紹介した本を集めるきっかけになりました。購入したのは20年前。子供の為に買った母親たちの間の口コミで人気が広がったという噂を聴いて、全巻を大人買いしました。その後アニメ化もされましたが、このオリジナル以外の脚色された作品には全く興味はありません。
 大人の皆さんは絶対にハンカチが必要になる名作絵本です。


 鬱病になり何の意欲もない母が、「あらしのよるに」の絵本には、少し興味を示したので、もしかすると絵本を読んで元気になるかも知れないと期待しました。それで半分は自分の蔵書のつもりで中古絵本を注文して、数年実家に送り続けていたら、気づいたらここまで増えていました。
 しかし実家に戻ると、母がそれらをほとんど気にかけた様子はなかったので、ガッカリして集めるのをやめました。鬱病は薬で治りましたが、そのままパーキンソン病、それが治りかけると今度は認知症になりました。
 昔の母は私の集めた漫画を読み、とくに山岸涼子の漫画を気に入っていたので、私もできるだけ集めていました。また、鬱病になる前は1人でハリー・ポッターの単行本を読んでいたので、健康なままだったら絵本を楽しむ素養はありました…
 私が小さかった頃、母が布団の中でアンデルセンの絵本やイソップ寓話などを読み聴かせしてくれたことが、本好きになった原点でした。


「絵本の蔵書」は、終了した「クックパッドブログ」で以前連載していた(所有している)絵本の紹介です。最終的には103冊ありました。(その20)まで続きます。古い名作絵本は、図書館に行けばたぶん見つかります。


<(ↀωↀ)> May the Force be with you.