カルト宗教のバカ高い仏像売りではございません。趣味の人形(フィギュア)。
子供時代に玩具蒐集が趣味だった私は、当時はお金が全然足りなくて満足ゆくことなくいつの間にか大人になっていました。それから20年ほど経った頃にフィギュアブームがありました。30代半ばで仕事も順調、収入も一番多かった時期で、次々と欲しい逸品を集めて行きました。
あの空前のフィギュアブームから20年以上が過ぎて、昨今では本当にコアな人達の高級な趣味の一つとなってしまいました。昔ほど大量生産ではないため、趣味的な熱量が低い上に全部割高で全く購買意欲は湧かなくなりました。自分の子供時代の思い入れのあるキャラではなく、それより新しい時代の子供向けのキャラが中心になってしまった為もあります。
そんな中で出会ったのが招き猫やミニ仏像、あるいはマリア様やガネーシャといった神の御姿を映した偶像たち。
最初は数千円の招き猫を集めましたが、蒐集より目の前に飾ることが好きなのでそんなに沢山は飾れなくなりました。そこから物欲は本物志向の偶像へと。ミニ仏像・ガネーシャ像・マリア像を買いました。すでに机の上は一杯ですが、もう少し欲しい…
阿修羅像は好きでも買おうとは思っていなかったのですが、先日見つけたこの像は、イスムのようなポリストーン製ではなく金属製だったので、壊れやすいというリスクが少ないことから興味を覚えました。ただし41センチというデカさ。当然値段は10万円以上。お金があっても飾る場所はないですし、欲しいとは思いませんが、良くできています。再現性はイスムの方が上ですが、このブロンズ製も決して見劣りはしません。
それで金属製の小さな仏像が欲しくなりました。
干支と仏像
アマゾンであれやこれやと品定めをしていたところ、新しい発見をしました。なんと自分の干支を守護する仏像があることに気づいたのです。それは長ったらしい商品タイトルの中に書いてありました。それでネットで検索して調べてみると以下のようになっていました。
◎子年…千手観音菩薩
◎丑年・寅年…虚空蔵菩薩
◎卯年…文殊菩薩
◎辰年・巳年…普賢菩薩
◎午年…勢至菩薩
◎未年・申年…大日如来(真言宗)
◎酉年…不動明王
◎戌年・亥年…阿弥陀如来(天台宗・浄土宗・浄土真宗)
あるいは自分の家の宗派のご本尊は仏壇に入っていますが、そういうキンキラキンの仏様ではなく、渋い色合いの彫像はまた格別の趣があります。上に含まれない宗派では、日蓮宗(大曼荼羅)、曹洞宗&臨済宗(釈迦牟尼仏)。これら全てが趣味的なミニ仏像になっているかは分かりませんが、少しでも自分に関係するものなら、気分も盛り上がるでしょう。
というわけで、先日金属製のミニ仏像シリーズを発見して、これも2万円程度だったので欲しくなってしまいました。まだ買う機運は高まっていませんが、たぶんそのうち購入してしまいそうです。ウチは浄土宗なので下は阿弥陀如来。金属製で小さいのに良くできてます。お顔も悪くない。
その下は普賢菩薩、私の干支・辰年の守護です。
ミニ仏像はフィギュア
欲しいミニ仏像はアマゾンの欲しい物リスト「玩具」の中に入れてます。私にとってこれらは信仰の対象というより美術品というよりお人形、アクションフィギュアやスタチューと同じ扱いです。実際、国宝級の仏像はアクションフィギュアにもなっていますが、それらはやはり1万円程度はします。
私にとってフィギュアは遊ぶ道具ではなく飾るものなので、だったらしっかり重厚で厳かな雰囲気を楽しめるミニ仏像を買った方が良いのです。
抹香臭くたってエエじゃないか…
アマゾンでは木彫りのミニ仏像も沢山販売されているのですが、中国製がほとんどで少し信頼性に欠けるのと、顔の出来不出来が感じられるから検討にまで至らないです。でも安いので欲しくなるものは結構多い。数千円のものなら、ハズレを覚悟して購入してみることは考えられます。
※中国製の繁樓藝雕シリーズは物によって国内amazonから出荷(出荷元 amazon 販売元 The Changer)と中国から出荷(出荷元 The Changer 販売元 The Changer)する物があるようです。到着予定日でも判断できます。
ミニ仏像の商品画像を観ていると「顔がいのちの吉徳」といういつものセリフを思い出します。「顔が猪木の誰~得~♪」いや本当に顔の好き嫌いで、欲しい欲しくないが決まります。
昔蒐集したヒーロー物や怪獣フィギュアなどについては、いずれ別の機会にまとめたいと思います。(面倒なのでいつになるか分からんが…)