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風速11mにも負けない!ブース設営アイテムと目立つレイアウト術


初めての野外出店でのチャレンジ

初めての野外出店は、2m×2mの変形ブース。使える机は180cm×45cmの長机1種類だけ。ワークショップエリアを作るにはスペースが足りない…と悩みました。

そして、雨+強風予報で、貴重な経験をしたので、これから、野外イベントでのブース設営をされる方の参考になればと思い、記事を書きました。

最初はブースデザインを考える!

2m×2mの変形ブース。使える机は180cm×45cmの長机のみでどうするか?

そこで、主催者に相談し、3面の囲いを2面に変更して、長机をブースの外に出すという大胆なレイアウトを試しました。

これで、片側で商品販売や試遊エリアを作り、もう片側をワークショップエリアとして設営することができました。

最初はこんな感じで、メインの机の配置から考えます。

一番初めに描いたイメージ図。最初はこんなものなのですw

イメージ写真を並べながら考える

これまでに設置したブース写真を参考にしながら、ブースをデザイン。長机1ついれただけでブースがいっぱいになり、20cmしか余白がなく、人の出入りがしにくくなることが判明。

会場の様子の写真や、これまでに設置したブースの写真を参考にしながら考えます。最初は、こういうことをやりたいなぁというのをまとめて行けば良いです。
どんどんイメージが固まってきます。

実際、このような図面に起こすときは、倍率だけは合わすようにしたほうがいいです。人が通れる隙間は50cmは必要です。それがわかるようにした方が良いです。
2mのブースであれば、20cmで書くなど、縮小して描くのがお勧めです。

これまでに使った看板などを参考にしながら、考えます。

天気予報は3日前からは欠かさずチェック! 風速10m以上は要注意!

野外イベントの場合、天気にかなり左右されます。雨予報は必ずチェックです。また、雨以外に風速の予報は絶対にチェックです。

風速10mほどで
野外イベントは、中止を検討もしくは、注意をしながらの実施。


風速15mほどで、
野外イベントは、ほぼ中止、となることが多いようです。

風速10mだと、テーブルの上のちらしが飛んでいく、看板が何度も落ちるレベルです。個別の準備が必要になります。

風の情報には要注意! 10m以上はかなりの注意が必要!


雨の場合のブースデザインも考えておこう

雨と晴れの場合はお客さんの動きが変わりますし、商品の出し方も変わると思います。余力があれば、雨の場合も考えておこう。

ポイントは「高さ」を活用すること


限られたスペースを最大限に活かすには、高さを使って目立たせるのが効果的です。
また、お客さんの目線にアピールするものを見せることができるので、その意味でもとても有効なのです。

(1)室内物干しざおで、ブースに高さを出す


アイリスオーヤマ 左右高さ調整可能で使用シーンによって使い分けできる洗濯物干しのサイズ
(アイリスオーヤマ様のAmazonサイトより引用)


日頃こんな使い方をされている物干しざおが、ブース設営で大活躍!(アイリスオーヤマ様のAmazonサイトから引用)
室内用の洗濯物干し竿を使ってパネル(90cm×90cm)を立てかけ、高さを出す。お客さんの目線に見せるべきものが来る。

室内用の洗濯物干し竿を使ってパネル(90cm×84cm:後述 ダイソーのンパネルを使用)を立てかけることで、ブースに高さとインパクトを出しました。

洗濯物干しにひもでパネルを固定。
枠内に室内用の洗濯物干し竿が立っています。ブース内に簡単に壁ができる! ポスターなどを貼って、竿を隠すこともできる。
荷造りひもで固定して立てています。
このようにひもで固定しています。

(2)商品ディスプレイに便利なアイテム

軽量で組み立てが簡単な紙製のディスプレイ棚「ササガワ 紙製組立式傾斜かざり棚 BIG」も活用しました。

https://www.sasagawa-shop.jp/products/detail/9479

ササガワ様のサイトより引用

紙製で折りたためばA3サイズと小さく、運搬が楽で、見た目もシンプルで商品が映えます。
背面は物置にもなって、とても便利。

こちら、一番上の棚に商品案内を印刷したものを巻き付けるといい感じになりますよ。

一番上の商品説明、値段などを印刷したシートを巻く
斜めから見た図。印刷した紙を一番上に巻き込んでいる。


入稿データはこんな感じ

見栄えの良い看板を作ろう

(3)ダイソーのカラーボードで看板作り

https://jp.daisonet.com/products/4550480291758?_pos=6&_sid=37a4d64e9&_ss=r

ブース設営で特に活躍したのが、ダイソーで購入できるカラーボード。サイズは45cm×84cmで、厚さ5mmです。


枠内で、カラーボードを使っています。


この顔出しパネルもダイソーの100円パネルにポスターを張り付けて使用!
ダイソーのパネルを5枚ほど重ねて、白い布テープで止めて分厚くした1枚にし、それを2枚分並べています。

こちらのカラーボードは、色は黒と白などのアソートとなっていて、ブースのデザインに合わせて使い分けできます。白が人気で、白が売り切れていることが多いです。白と黒のアソートなので、黒だけが残っていても、ダイソーのスマホアプリでは、白黒カラーボード「在庫あり」になっています。

先日、白は買い占めたので、在庫0だが、黒がたくさん残っているのでこの表示。

このボードを使って、A1サイズの看板を作成したり、パネルを作ったり、いろいろなシーンで活躍できるので、超おすすめです。

ポスターを貼る際の台紙にも、このパネルを使っています。

(4)白や黒のカラーの布テープ

このパネルを使う場合は、パネルの色に合わせた布ガムテープが必須です。
白いパネルだと、白い布テープ!


(4)A1のポスター印刷で看板を作ろう

先ほど紹介したダイソーのパネルは、45cm×84cm!
あら不思議! A1サイズ幅が59.4cm、高さが84.1cm)ととても似ているのです。

つまり、A1サイズでポスター印刷をして、ダイソーの100円パネルに貼っちゃえば、看板になるわけです。激安印刷でプリントをするとかなりコスパよしです。

こんな感じでデータを作って印刷

A1ポスターに2つのパーツを作り、普通の両面テープを使って、パネルに張り付け、2つの看板に!

この2か所の看板に使われています!


ダイソーパネルを1.5枚つなげています!
同じサイズの1.5枚のパネルの縦の辺をくっつけて、三角柱にすれば自立する立て看板に!
もちろん、裏で2枚ほとパネルを貼って補強しています。

(5)少しリッチな看板は、塩ビシートのシール印刷

ブースの上の看板でお勧めは、塩ビシール印刷です。にわか雨も降ることも考えられますので、コーティングがなされている短期用の塩ビシール印刷が安心です。裏にノリも付いているので、貼りやすいです。

1平方メートルあたり、3000円程度のところが多いです。
ツヤアリとツヤなし印刷がありますが、ツヤアリは高級感がありますが、反射して文字が読みにくいのでツヤなしがお勧めです。

屋根部分につける看板には、塩ビシール印刷がお勧め!(こちらはツヤなし)

塩ビシール印刷を使えば、反射が少なく文字が読みやすい「ツヤなし」タイプがおすすめです。つやありは、高級感はあるのですが、光に反射するので遠くからの視認性がやや落ちる可能性があります。

こちらが、塩ビシール印刷 つやあり。高級感はあるが、反射する。

効率的に印刷するために、3枚分の看板を1枚のシートで印刷しました。

これをダイソーのパネルに貼って、カッターでカットをします。


看板の設置イメージ図

こちらの印刷、結構日数がかかる場合が多いので、早めの発注がおすすめ。
最低でも5~6日は見ておいた方が、業者の選択の幅が広がります。短期納期で対応できる業者さんはかなり少なく、割高になります。

2日納期で比較的良心的な価格で対応可能な会社は以下の2社
*デジアート 大判インクジェット出力

上記内容で送料込みで5522円

*看板工事、激安印刷、看板販売、立体文字販売 看板宝屋
 運営:株式会社高昇
 サイトからのお問い合わせが機能していないので、メールでの問い合わせになりますが、上記内容で送料込みで4902円で最安でした。見積もりが届くのが早ければこちらにお願いしたのだが💦

info@kanbantakaraya.com


テーブルクロスは、安い布の切り売りで!

オカダヤのオンラインショップでは、色がかなり選べて種類も多いのでお勧め。

カテゴリーが多い!
検索するだけでも楽しい! 欲しい布地が見つかる!
長机2個分でこの値段(2年前の価格なので今は少し値上がりの可能性があります)

側面用の黄色い布と、卓上面の黒い布の2種類を購入!

正面から見ると、とても立派なテーブルクロスですが、安い布に印刷物を貼っています。
この写真を見るとわかるのですが、かなり安い布を使っています。


ブース設営で使う物の固定に必要なグッズ!

(6)看板やテーブルクロスを固定するには強力両面テープ

看板やテーブルクロスを固定するために強力な両面テープが必要です。今回は、特に以下の2つを使用しました。これらは高いので、3cmぐらいずつに切って使うといいと思います。

こちらはとても使いやすく、お勧めです。

予想外の強風に大苦戦! 雨より風が大敵

イベント当日は予想外の強風! 看板が何度も風で飛ばされ、ブース設営に大苦戦しました。最終的には千枚通しで看板に穴を開け、ビニールの荷造りひもで固定することでようやく安定しました。

(7)強風対策で必須なのは、荷造りひも!

風速は天気予報では4mのはずが、実際には11mにまで達するほど。特に狭い路地のような場所では風が強くなりやすく、事前の準備が大切です。強風の日には、看板の固定に工夫が必要です。

荷造りひも(200m、リサイクル素材配合):ダイソー



カッターで穴をあけると、「ー」このように長細くなるので強度的に弱くなります。やはり、千枚通しで「●」丸い穴をあけるのがベスト!


(8)強風の予報の時は、文鎮のようなおもしを持っていこう!

風速4m予報でも、細い路地では強い風がたまに吹き、チラシ類が結構飛んでいきました。
風速10m前後の予報であれば、テーブルの上にちらしなどを置いているのであれば、そのおもしとなるような、文鎮などを持っていこう。


風が強い日は文鎮が必須

ブース内であると便利な意外なもの

(9)ダイソーの折りたたみ椅子が大活躍

今回の設営で特に役立ったのが、ダイソーの550円の折りたたみ椅子(38cm×32cm×39cm)。設営中の踏み台としても使用しました(本来は踏み台には使わないようにと書いてありますが…)。

また、ブース内でお客様に座っていただいたり、荷物置きに使ったりと、非常に便利です。

お客さんの荷物置きなどにも大活躍!

ちらしの立て方・置き方のアイデア

(10)100均のA4ちらしトレー

ちらしをトレイにいれるのは鉄板でしょう。最近、ダイソーにはA4のいい感じの100円トレーをあまり見かけなくなりました。200円商品になったようで(-_-;)

そこで、セリアでいい感じの100円トレーを購入!


(11)100均のブックスタンド(セリア)

こちらはダイソーの厚さ1cm、45cm×30cmのボードに、受け皿の部分を両面テープを付けて作り、それをワイヤースタンド2個で立てています。

ボードを使ってちらしを立てる。

ブース設営に欠かせないアイテムリスト

以下のアイテムは、野外ブース設営で必須です。

  • カッター、はさみ

  • 50cm定規(看板のシールを貼る際に必須)

  • メジャー

  • 厚手の両面テープ

  • テーブルクロス×2(荷物を隠すために多めに)

  • 黒布(商品の下に敷くと、商品が美しく見える)

  • ダイソーの白パネル

  • ビニール荷造りひも

  • 領収書、おつり、電卓、ボールペン、マジック

  • キャリー(荷物運搬用)

  • ゴミ袋、商品用ビニール袋

売り上げ管理表を作って効率的に!


さらに、売上を管理するための表も作っておくと便利です。商品の本体価格、消費税の一覧表を記載した上で、お客様の属性(年代・性別・特徴など)、売れた時間を記載できる表を作っておくと便利です。

商品の本体価格、消費税の一覧表は領収書を書くときに便利です。

商品が売れたタイミングや年齢、性別などを記録しておくことで、次回のイベントの参考になります。

1日目と2日目でブースを変えてみよう

お客さんの反応を見ながら、ブース設営を変えると良いと思います。
私の場合、1日目からブース前に大きな街路樹があったため、予定変更をせざるを得ませんでした。

えっ、ブース前にこのような大きな街路樹が・・・。邪魔でしかない。

それ以外に、1日目は強風でブース設営に時間をとられ、このような設営に。細い路地のブースは通常より、風が強くなるのかもしれない。
天気予報では4mの風速程度でしたが、看板が何度も落ちましたから。

1日目のブース
1日目午後のブース。看板は何度も落ちてしなっています(´;ω;`)

荷造りひもであちこち固定して、ひもが大活躍です。

1日目終了時に夜に雨予報ということもあり、ブースを解体することに・・・(´;ω;`) 1時間半をかけて解体。

翌日、風速10mの天気予報もあり、ブース設営、かなり時間がかかりました。看板を屋根部分に固定をするだけで1時間(-_-;)

商品を並べる位置などもワークショップをしているエリアに変えました。
お客さんがよく目につくところに商品を置くべきだと気づくことができました。

4人がかりで1時間で撤収
お疲れ様でした!

今回の記事が、ブース設営をする方の参考になれば幸いです。

ブースデザインやちらしデザインなど、お困りでしたら、株式会社Medic Artまでお気軽に問い合わせください。



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