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普遍的なこと

非常に普遍的なものが世の中には存在していて、誰かが誰かを気にしている、という人間同士の循環は、それはそれはロマンチックな世界をうむ。大きな道路に何台もの車が通って、決して鳥の声など聞こえなくて、そんな飽きれるほど冷たい世界でも、それでも人同士が生きる世界の中では、今日も誰かが誰かを気にしている。

普遍的な食べものが好きだ。それはあたたかく、いつ食べてもいつ行っても、ある、という絶対的なもの。東京大学という賢い大学にも一応訪問し、頭の周りで手のひらをひらひらと反して偏差値をあげてから、近江屋洋菓子店に向かう。たいがいジュースバーをのみながら好きな本を読んで、ここの場所でよむとなぜかとてもはかどる。一時的な偏差値があがったためか。帰りにはアップルパイをひとつ手土産に。どうしてもボックスがほしいから、必ず手土産。一つでも可愛くプリントされたボックスに入れてくれるものだから嬉しくてたまらない。おうちでコーヒーをいれてから食べるアップルパイ。一緒に食べよう、と声をかけたくなる素朴でアップルの上品な甘さが心をほっとさせる。

特別じゃなくても、いつもあること。優しいこと。勇気があること。そういうことが大事なんだ。きっと世の中には。

男はつらいよ 1作目 さくらの結婚式

日本の普遍性を感じる最高峰映画

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