『あかるい花束』 岡本真帆
留学生にすすめたい短歌シリーズ
9冊目は、岡本真帆『あかるい花束』(ナナロク社)
これは留学生あるあるかもしれない。近所の安いスーパーの存在に気づいてなかったとか。
「小さな部屋」と「玉座」の取り合わせがいいですね。一人暮らしのお気に入りの椅子は、きっとその部屋のなかの最もいい場所に置かれているはずですから、それは紛れもなく「玉座」です。
これ、電車好きの留学生の口から実際に聞いたことがあります。
これも留学生の心情に重なりそうです。
じわじわおもしろいです。
見立てがユニークな二首。「夕方の胸に迷子のアナウンス」ってすごいですね。
最後に「映画」を含んだ二首を。