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詩を投稿するなら「詩人会議」はいかが?(その1)
先日、とある雑誌へ詩の投稿を頑張っていらっしゃる若い方と、メールをやりとりさせていただく機会がありました。
私もかつては、「ココア共和国」への投稿を頑張っていましたので(全敗でしたけど笑)、詩作が好きな仲間として、とても刺激になりました。
そこでこの記事では、私の所属する「詩人会議」の投稿欄をご紹介いたします。
(※以下は2024年7月27日修正済みの、最新の内容です。)
月刊「詩人会議」の読者投稿欄は「自由のひろば」といいます。
郵送でもメールでも応募できます(メールの方が助かるようです)。詩を書いたワードファイルを添付して送れば大丈夫です。下記をご参照ください。
●「自由のひろば」投稿の手引き
*一人ひと月に一篇、一行17字×40行以内厳守。/*題名の下に名前(ペンネーム可)を入れること。原稿の末尾には住所・氏名(本名)・年齢・職業・電話番号を明記してください。封筒に「詩人会議編集部・自由のひろば係」と朱書してください。/*作品は未発表のものに限ります。グループ・同人誌等に発表予定の作品もご遠慮下さい。/*E-mail(sijin-kaigi@tokyo.email.ne.jp)投稿の際、必ず件名と送信面に住所・氏名を明記してください。
2024年8月号のページより
▼こちらのページでは「自由のひろば」投稿の手引きのほかに、北島理恵子さんの詩作品、運営委員長・清野裕子さんのあいさつも読めます。
採用の傾向としては、前衛的な詩より、なるべく広い範囲の他者と意味を共有できる詩、共感できる詩が採用される印象です。
なにげない生活の一場面を書いた詩から、心の深い部分を吐き出した詩まで題材はさまざまですが、「詩人会議」では、重厚感のある反戦詩、社会問題・社会の矛盾に鋭く切り込んだ詩も歓迎(むしろ大歓迎?)してくれるところが、大きな魅力ではないでしょうか。
3人の選者(月によって替わる)によるアドバイスも充実しています。良かった点はもちろん、作者が気づいていないであろう理解しにくい(共感しにくい)点や、こうしたらもっと良くなる、といったアドバイスを的確に与えてくれます。
今月号(2023年10月号)から、選評を一部抜粋します。
●視点を変えて何編かの詩にすれば、立体的で分かり易くなるのでは。
●一連目の描写が抜群。びわの木のある景色に吸い込まれ、清々しい空気を感じて胸がすく。
●さみしさという情緒的なものと、かんぜんという強固なものとの相反することばの質感が若干気になる。
●最初の三行に惹かれた。こんな美しい風習を、私はずいぶん長いこと忘れていた。
●詩は、その意味を探すより、どう体感し、どう自分が読むかだ。(中略)こういう詩もいい。
●焦点を絞って、行を棄て、ことばを削ること。さらなるご精進を。
●ただ説得力に明晰さが足りないのではないかと思います。
●「満州」開拓団の引揚げについては、もっと調べて書いてほしいと思います。そうすれば終連の一行の意味ももっと重みのあるものになると思うのです。
●戦争の本質をついた短詩として秀逸です。
読者投稿欄「自由のひろば」選評より
一度、実際にどんな作品が採用されているか読んでいただければ、自分の作品の傾向とマッチするかよくわかると思いますので、ぜひ1冊ご購入下さい。
▼月刊「詩人会議」ご購入はこちら
ちなみに下記の号は「自由のひろば」だけでなく、「詩の実作教室」および「第57回詩人会議新人賞」が掲載されております(手前味噌ですが、わたくしの作品が載っております)。ぜひ参考にご覧ください。
※この号は詩人会議公式ネットショップではなく、当店(よこやま書店)にて販売しております。