龍を癒やし繋ぐ旅15
いよいよ富士山へ。
出発の日。
私はゆっくりと車窓の旅へと向かう。
西の皆さんとは現地集合だ。ゆっくりできるよう待ち合わせ時間は午後１時くらい。
新たに高速も開通したので
うちから山梨県には１時間半もあれば
車で行ける。それを電車でとなると３時間はかかるのだ。
３回乗り換え
電車で３時間は結構きついかなと思ったのだが、社内も空いており
座れた事もあり、意外に楽に辿りつけた。
富士急行線の切符は事前購入できなかったので乗り換え口で購入。
沢山の外国人観光客も券売機で
右往左往していた。乗り遅れないか心配だったが、切符の買い方が分からない外国人達がこぞって駅員へ聞きに行っていたので
順番がまわって来て
なんとか切符を買う事が出来た。
確かにあれは分かりづらい。
日本人の私でさえも一回キャンセルし、
始めからやり直すという感じだった。
とにかくなんとか自由席券を買うと
すでに停まっていた電車へ向かう。
かわいい女性の車掌さんがおられたので
切符を見せながら
これに乗れますか?
と聞く。
車掌さんは
"あ、はい、大丈夫です。自由席ですので
１ー３号車へ空いている所へお座りください。”
と丁寧に教えて頂き
自分の車両へと向かった。
出発までまだ間があったので
車内ガラガラ。とりあえず
右側の窓席に座った。
結構空いているなあと思ったが、
発車近くになるとぞろぞろと
沢山の人たちが乗り込み、
まあまあな人数での発車となった。
この日は天気も良く
車窓から見える景色も最高だった。
こっち側に座って良かった。
車窓の旅も悪くない。
ハワイでの車生活がなれてしまっている私にとっては
電車での旅は少し面倒くさく億劫になっていたが、思えば電車を乗り継ぎ遠くに行くのは好きな方だったなと思い出していた。
車窓をボーっと景色を眺めているのがとてもリラックスできる。
ある意味メディテーションだな。
とその瞬間を味わっていた。