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QPSのイザナミ

本日未明、福岡の宇宙ベンチャーQPS研究所の衛星「イザナミ」が、リアルアイアンマンとして有名なイーロン・マスク氏の宇宙開発企業スペースX社の「Falcon 9(ファルコン9)」に搭載され宇宙へ旅立ちます。
「宇宙にロマンを感じる」のもいいんですが、実はアメリカでは宇宙ビジネスに、かなりの民間スタートアップが参入しており、2040年までに1兆ドル以上の市場規模に成長するとの試算も出てたりします。
今回打ち上げられる衛星「イザナミ」は、「小型高精細SAR衛星」という電磁波を地上に飛ばして、地上から反射して返ってくる時間のズレを計測することにより、地上の変化を測ることが出来る衛星です。
具体的には、「土地や建物などの“静止体”だけでなく、車や船舶、更には人や家畜などの“移動体”をデータとして蓄積できる」ようです。
ここでのポイントは、電磁波なので、夜間や悪天候にも影響されることがないということです。
また、異常気象による河川の水位状況、土砂災害や雪崩の兆候、台風進路のリアルタイム予測も可能になるのではないか、と言われております。
地震と違って、台風や大雨、大雪による被災は、避難するまでの時間の猶予があるので、将来的にはスマホの位置情報と、イザナミ衛星の情報を組み合わせて、個人当てにピンポイントの避難通知システムも実現できるんだろうなぁ、と。
(※現在の避難通知は、エリアで絞って一斉送信している。)
ビジネス観点でも夢があるのかもしれませんが、テクノロジーで未来が開けることにロマンを感じます。

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