ゼロかジュウに当てはめる必要ナシ!
こんにちは。ビューティーサロンを経営しながらヒトについて、経営について日々考えている播磨陽子です。
最近、これからビューティー系のお仕事に就きたい、という10代後半~20代の、いわゆるF1層の女性と話す機会が割と多いのですが、そこで感じたことがあります。
どんな仕事なのか、詳しく知りたいだけではなく、最終的にどうなるのか?という結論まで考えてしまう。
まだ起きていないネガティヴな事を想像して、「これは好き。これは嫌い。」先に結論を出してしまう。好きならいいけど、嫌いなら、やっぱりやーめた!となってしまう。
便利すぎるがゆえに、すべて知ってからでないと心配になってしまう。これって、スマホひとつで検索すれば答えが簡単に出るから、ついそこまで知りたくなってしまう習慣なのでしょうか。
全部知らないから、出会って、考えて、乗り越えるのが面白いんだけどな~。しかも、答えなんてどこにも落ちていない。自分にしか見つけられない答えがある。
仕事をして、社会にもまれ、お客様にお叱りを受け、先輩から指導され、試行錯誤して初めて得られる気づきがあると思うのです。
私自身、たくさんの失敗をしてきました。JALの訓練生として修行していた時、「播磨、あなたの顔は本当に怖い。そんな顔でお客様にどう思われると思うの?」 と厳しい教官からの言葉。うまく笑えずに泣きながら笑顔の練習をしました。
よりによって所属している部のトップの部長のお話がある日に大寝坊の大遅刻。大泣きして教官に謝罪しに行った事もありました。そんな衝撃的なこの一大事件の日、遠い昔のことですが、その日の部長が話してくださった会社の仕組みについての話は今でも鮮明に覚えています。
でもこれって、すべて私の体験。あなたが体験するかどうかは、あなたがやってみないと分からない。
就職活動をするにあたり、あこがれのCAの話を聞きにOGの方々にアポを取ってお話を伺いに行きましたが、そんな話は聞こうとも思わなかったし、思いつきもしませんでした。なってみて初めて体験して、挫折して、立ち直って習得したことなのです。そしてその体験がなければ今の私はいなかったと思っています。たくさんの上司、同僚、後輩、会社のファンのお客様や、公共交通機関として利用してくださる世界中の方々との出会いで今の私がいるのです。
だから怖がらないでほしい。たくさんの情報を検索しすぎないでほしい。なぜなら、それは人の体験であり、あなたの体験ではないから。もっと気楽に、構えずにあなた自身を信じてほしい。
始める前に0か10か答えを出す必要なんかないと思いますよ。