勝手にチャレンジ1000 0049 本気の君子蘭。

生前義父はたくさんの蘭を育てていた。

私は蘭には(他の植物も!)詳しくないが、シンビジウム、とか春蘭とか、華やかなところでカトレア?かなんかだと思う。

何年か前、義父が施設に入所した頃、玄関ののポーチに置いてあった君子蘭の鉢を我が家に持ち帰った。
蘭を育てるのは大変、という先入観もあって、義父が施設に入って、亡くなって、という時間につれて放置された蘭が枯れていくのは仕方ないと思っていた。また、家族の事情もあって私がてを出せることでもなかったけど、ひとつくらい助けたかったし、実家に長生きの君子蘭があったので私にも馴染みがあったからだ。

さて、その君子蘭、大きな鉢に植え替えたら、主無くてもよく育ち、いつの間にか一鉢に三つの株になり、その分大きさが小さくなり、花もこのところ咲いてない。
今年こそ今年こそ、株分けをしなければと思いながら3年はたっている。

という訳で今年は本気。ようやく本気。

とここまで書いて下書き保存したのが5月。
既に12月も終盤、年末である。

庭仕事で1000回、書き続けようと思い立ったが、50回に届かないところでかなりのブランクが空いてしまった。ずっと気になりつつ、書けずにいた。

このままにしたらこのままなんだろう。

この間も私の庭の植物たちは育ち繁茂し花が咲いたり、種をつけたり、枯れたりした。
私も水を巻いたり、掘ったり、植えたり、切ったり・・・。あれこれあった夏から秋を過ごし、冬が来た。植木屋さんもやって来た。色々なことがあった。

君子蘭もようやく株分けした。

このままやめてしまうのはやめよう、と思う。

毎日更新も、1000回連載もできなかったし、これからも簡単にはできるとも思えない。
でも、言ってしまえば庭の生活は1000回書いたって終わりじゃないとも言える。
作業をしたりしなかったりだけど、庭の中の小さな世界の小さな調和を守っていきたい。
いやいや、むしろ私の方がこの小さな空間に守られてるのかも、と思う。

2020年。
庭も、小鳥も虫たちも変わってないのに、私たちは変わってしまったような気がする。
少なくとも生活様式は変わった。
コロナに翻弄され、まだまだ感染が続いている。
この庭に楽しい春がやってくる頃には世の中はどうなってるだろうか。
テレビでは「みんなで支え合う優しい世の中に」と、歳末助け合いの呼び掛けがされている。
優しい世の中になってほしいな、と、思う。

#gardenwork1000

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