台湾ライフ|台南旅行2日目その2
こんばんはー。台南旅行2日目の後半です。
2日目前半は、赤崁楼、永楽市場食べ歩き(金得春捲、阿松割包、修安扁担豆花)、LinGo另果、西門市場(阿瑞意面)、林百貨店と訪れました。
そして、そこからさらに様々な場所を観光&食べ歩き。にしても最高気温31度超える中歩き回るとそれなりに疲れてしまうので、ちょっとペースを落としながら観光の続きを。
■もう一度孔子廟を訪れてみる
で、観光の続きです。
林百貨店で本当は「ちょっと涼みながらお茶でもするかー」なんて思ってたのですが、なんか人が多い。6階のカフェも座る場所ないし、外のテラスは日差しが痛くて暑いし!ということで、次の観光地に移動することに。Google Mapを見てみると、1日目夜に行った孔子廟が徒歩10分程度ということで改めて孔子廟に向かいました。やはり夜訪れたのとはまたちょっと雰囲気が異なります。訪れている観光客も多かったです。人が入らないように写真撮るのはやはり無理だった・・・。
日差しの暑さに日傘を差しながらの移動。中心にある建物は夜は見ることができなかった書を見ることができたり、建物の鮮やかさが際立っていたり。書の前では椅子に座ってくつろいでいる人も大勢いました。またこの椅子がクラシカルな手の込んだ雰囲気ある椅子で素晴らしかった。
やはり朱塗の門や柱、装飾された色鮮やかな飾り、彫刻、絵などは、赤崁楼と同じく日本の仏閣・神社とは全く異なるよなぁなんて。琉球の建造物を思い起こしたりもしました。記憶が怪しいのですが、この朱塗は雨風で木造の建物が傷みにくくするために漆塗りとなっているのだそうです。確かに台風が直撃する地域ですもんね。そして湿度が冬でも高いので、木造建築が長年残っていくには厳しい環境かもしれません。そういえば木は何を使ってるんだろう?
他にも孔子廟の中でも見る場所はあったのですが、暑さにやられかけて早々に退散・・・。木陰で風に吹かれるのは心地よかったです。もうちょっと穏やかな気温の時にのんびり来たいかなぁ。
■媽祖を主神とする大天后宮と、ご縁の神様月下老人を訪れる
ご縁の神様がいる!ということで訪れてみたいと向かったのが「大天后宮」。後で知ったのですが、この大天后宮は国家一級古跡に認定されているのだそうです。海の守護神かつ万能の女神とされ、海の事故が起こらないよう航海の安全を守る神様である媽祖(天上聖母)を祀った台湾最古の媽祖廟としての方が有名でなのだそうで、私が訪れた時にも多くの方がお参りし、そしてとても信心深い地元の方もお参りをされていました。かなり遠くからもお参りをされているのだそうです。
そして、私が勘違いしていたご縁の神様がいるというのは大天后「媽祖(天上聖母)」ではなくて「月下老人」のことでした。縁結びの神様である月下老人がいらっしゃる寺廟が各所にあり、台南は、大天后宮、祀典武廟、大觀音亭、重慶寺の4カ所に祭られているそうです。
内部の写真は撮り忘れてしまったので、こちらの記事がわかりやすいかなぁと感じたのでご紹介しておきます。
「ぷちち台湾」https://petit-tw.jp/tainan-grand-matsu-temple/
今回、お線香を手に順番にお参りをしてきました。天上聖母の存在感だとかおおらかを感じたり。ご縁を元に自分がどうしたいのかを考えてみたり。さぁ、これによって何がどう変わるのかなぁ、なんて思いながら、また訪れたいと感じた場所でした。
そして、手元の時間を見るとちょっと晩ご飯までには時間があるし、とはいえ他のところを回るにはちょっと暑いしなぁ、お茶でもどこかでするかな?とGoogleで調べてみるものの、ちょっと小洒落てて近いところは座る場所がなかったり、座れるcafeは遠かったりとどうしたものかと思いながら大通りに出てみると、すぐ側にバス停があるのを発見!そして調べてみると止まっているシャングリ・ラ前にもバス停がありこのバス停から直通で行けることが発覚。とはいえバスが来るまでに15分。もしタクシーが来たらそちらを拾うかなぁと思いながらしばらく道路を眺めていたものの、清明節だからかタクシーがなかなか通らないので大人しくバス停で待つことに。正面には朝イチで訪れた「赤崁楼」が見えていて、よくよくみるとバス停も「赤崁楼前」。朝まとめて訪れてもよかったよなぁ、なんて思いながら、やがてやってきたバスに乗りました。
■シャングリ・ラのロビーでほっと一息
バスに乗って5分程でシャングリ・ラ前というバス停に到着。多分バスも4つ目ぐらいで思った以上に近く便利だということが分かりました。それを知ってたらバス使って30度越えの暑い中あまり歩かなくてもよかったのかも、なんてことも思いつつ、これからはバスを有効活用しようと心に決めます。
ホテルに戻って10階に確かcafeと名前のついたお店があったよね、と10階に行ってみたのですが実はレストランでした。名前がややこしい!ランチタイムとディナータイムしかしていないということで、もう一度ロビーラウンジに。ロビーラウンジではアフタヌーンティーもあったけれども、流石に食べ歩きでお腹いっぱいだし、夜ご飯の時間までそんなに時間がないし、ということで、水果桃蜜茶(フルーツハニーティー)を氷抜きで注文。
かなり贅沢に空間を使っていて、隣の席まで距離があり、周囲を気にせずソファ席でゆったりと過ごせました。途中からホテルの入り口が開いた時に吹き込んでくる風がとてもいい感じでさらにまったり。朝ゆっくりホテルを出たとはいえ、その後怒涛のように歩き回り、食べ歩き、観光をしたのでこれだけゆっくり過ごしたのはその日初めてかも。甘すぎないフルーツティーがちょうど良く、ゆったりとした時間とフルーツティーに癒される時間でした。こういう時間も本当に大切。
晩ご飯をどこにするのか決めていなかったので、お友達からもらったリストをみながらGoogleMapで場所を確認。行きたいと思ったお店が車でも30分、バスでも行けるけれども台南駅前から40分はかかりそうということで、人気店だし予約を入れて、行きのタクシーを予約することにしようと、ホテルのコンシェルジュにお願いしに向かいます。感じのいいお兄さんが「もちろん電話してみますよ!」と電話をかけてしばらく話ていたのだけれども、なんだか怪しい雲行きに。お店が17時からのところ17時半で予約をしようとしたら既に予約でいっぱい!2人でも入れないということで、遠いし周りに何があるのか分からないから残念ながらそのお店は諦めることにしました。諦めたお店は「輝本土牛肉爐」という牛肉鍋のお店。
で、どうしようかと悩んだのだけれども、他のおすすめリストの中には私がアレルギーで食べれない海老が入っていそうな海鮮のお店もあったので、有名だというヴィーガンのお店に電話をしてもらうことに。「このお店知ってる?」と聞いたら「よく知ってるよ!とてもとても有名な人気店だよ!」とのこと。早速で電話で18時からの予約をしてもらい、場所の確認。確認をしてみると今日歩き回ったエリアで赤崁楼から5分もかからない場所。時間はまだ小一時間余裕があったので、「これはバスで行けるね!」と一度部屋に戻り、お出かけの準備をすることにしたのでした。
■イメージが覆されたヴィーガン料理「赤崁璽樓」
赤崁楼目の前のバス停で降り、そこから歩くことほんの数分。裏の細い小道を歩くととてもおしゃれなcafeが見え、そしてその奥に「赤崁璽樓」のこれまたお洒落な外観が見えてきます。ここはレストランだけではなくてホテルも併設されていました。
石造の壁にブルーの窓枠に金色のラインがあしらわれているのところがとてもフランスっぽい色使い。入り口の門を入ると浅い池須になっていて飛び石を歩いて入り口に向かいます。大きさ25cm?30cm?ほどの亀が2匹のそのそと門から通路へ脱走しようとしていたので、通行人の人と一緒に「これどうする?逃げようとしてるね!」と見ていたところに店員さんがやってきたので「亀が脱走しようとしてるよ」と伝えると、よくあることなのか「ほんとだ、ありがとう!」と両手に脱走しようとしてる亀を持って連れ戻していました。なんだかほのぼのな感じ。日本じゃなかなか見ない光景だよなぁ。
内装もとてもお洒落でした。食べることに集中してしまい、もっとお洒落なんだけど写真がない・・・。通されたテーブルは個室になっていて2組だけ入れるようになっていました。メニューは2種類のヴィーガンのコース料理のみ。お値段は580元と680元というちょっと高め。台北じゃなくて台南ということを考えるとそれなりだと思います。
お店のスタッフのかたがとても親切で、日本人だとわかるとわざわざコースメニューを日本語で書いて来てくれました。ちょっとだけ日本語がわかるというお兄さんが、一つ一つ日本語と中国語で説明。せっかくなので今回は680元のコースを注文してみました。お料理の写真があまり上手ではないのは気にしないでください・・・。
最初はサラダとスープ、パン。お茶はハーブティ。
まずこのサラダのシャキシャキ感と合わせてある葡萄と干し葡萄のバランス、何よりもフルーツビネガーが効いたドレッシングとっても美味しくてびっくり。そしてさらに驚いたのがスープの美味しさ。キノコが細かく刻まれて入っている食感もさることながら、ヴィーガンスープにありがちなぼんやりとした味ではなく、しっかりとした旨味のある味付けでヴィーガン料理の印象が払拭されました。めっちゃ好み。ほんと美味しい。パンもふわふわで軽く、合わせてあるベリーとカッテージチーズっぽいクリームがまたとても合う。お腹が空いていたこともあるけれども、ぺろりとサラダとスープを食べてしまいました。
次に出て来たのが、この串。ふわふわの肉団子っぽいのとプチトマト、そしてマスタードの効いたソースがこれまたよくあう。肉団子みたいなものは結局何でできているのか食べただけでは分からなかったのですが、ふわっとした衣の中にとろりとしたソースとおそらく食感の良いきのこを混ぜてあったような気がします。添えてある白いものは洋梨で、これもバランスがとても良くて、ビネガーソースも絡ませてそれぞれ食べると本当に美味しかった。美味しい以外の語彙がないことが悔やまれる・・・。
こちらはしっとりした皮に巻かれて表面がパリッとしたラザニア風のお料理。中に何入ってたっけ・・・忘れちゃった。それでも色々入っていたのをいちいち確認したのは覚えています。やはりすぐに記録に残さないと忘れちゃいますね。赤色のパウダーをつけるとそれがピリッときいていい感じであっという間に食しちゃいました。
こちらはトリュフの効いたリゾット。キノコが細かく刻まれて混ざっていて、お米の炊き具合もちょうどよく、本当に美味しい一品でした。トリュフのリゾットが大好きであるところでは食べてみるようにしてるのだけど、これは本当に美味しかった。ヴィーガン料理といいつつ、この一つ前の料理でそれなりにお腹がいっぱいになって来たよね、という状態でこのリゾット。結構お腹いっぱいです。でも食べたい!との葛藤が始まりました(笑)。
これは台湾の料理の一つ「三杯鶏」をアレンジしたもの。鶏の代わりに歯応えがあるきのことパスタ、揚げ豆腐が入ったボリュームタップリの一品。醤油、酒、胡麻油の三種の調味料を一杯ずつ、合計三杯入れることが「三杯」の名前の由来で、台湾バジルや生姜をスライスしたもの、ニンニクが入っています。台湾バジルは日本のバジルよりも香りがきつめなので苦手な方は苦手だそうですが、私は結構好きなのでこれもまた美味しくいただきました。
お料理の最後はベトナム風春巻き。中にはたっぷりの春雨ときのこ、筍も入っていたかな?いくつかの具材が入っていて、でも軽い食感で食べられました。味はベトナム春巻きのあのソースの味がそのまま効いていて美味しかったです。思わずダイエットにいいよなーなんて。私は海老アレルギーがあって最近タイ料理やベトナム料理を避けているのでちょっと嬉しかった。
最後の最後はデザート。これは写真撮るの忘れちゃいました。ごめんなさい。牛乳なのか豆乳なのかのムース?プリン?にカカオパウダーのクランチのようなものが乗っていてとても美味しくさらりといただいちゃいました。
本当にヴィーガンのフルコース。ヴィーガンかどうかは別にしてめっちゃヘルシーだし、とっても美味しかったし、また食べに来たいと思える内容でした。美味しかった〜。あれだけお腹いっぱいはち切れるぐらいに食べたのに、胃にもたれないって素敵。これを食べにまた台南に来たいぐらいには美味しかったです。
■神農街をぶらり夜散歩
さて、とっても美味しかった晩ご飯の後、お腹いっぱいになったのでお散歩にしようと、歩いて10分程の神農街へとお散歩に行きました。
ここは台北での迪化街か永康街みたいな感じなのだと思います。昼もふらりと色んなお店に立ち寄りながらお買い物をしたり、ちょっとしたcafeでお茶を楽しんだり、ご飯を食べたり、と台湾らしい街歩きを楽しめる場所なのだそうですが、私たちが行った夜はまた雰囲気が変わって、提灯のあかりに照らされて九份のような雰囲気でした。
大通りに面した入り口は人でいっぱい。お店や出店を見てる人、買い物してる人でごった返していました。入り口では連休だったからなのかDJみたいな人が音楽かけてたなぁ。
通りに入ってからも街歩きを楽しむ人が大勢いました。お祭りで出店を見ながら雰囲気を楽しんでそぞろ歩きをしているような雰囲気。
家と家の間に写真スポット。狭いけど通路としても使われているようです。写真を取ろうとしたら、向こう側から人が歩いてきました。一通り端から端まで歩いていると、一番奥には廟があって、その前でモデルさんの写真撮影が本格的に行われていました。確かに夜の提灯に照らされて絵になるよなぁ。雰囲気良い中でいい夜散歩となりました。
この神農街からホテルまでが、歩くと30分。夜だしちょっと長いなーとGoogle Mapを調べていたら、神農街の入り口に直接通じている路線バスがあるのを発見。もう一度歩いてきた通りをのんびり戻りバス停を探すと、本当に入り口すぐ側にバス停が。ところが、夜21時前ぐらいだったはずなのだけども今日はすでに終了との案内が出ていたので、タクシーで帰ることに。それでもなかなか大通りをタクシーが通らないので、一旦、10分ほどでいける赤崁樓前のバス停まで戻り、もしバスがなかったらタクシーにしようということで10分ほどまた夜散歩を。
1日目2日目とだいぶ同じエリアを歩いていたからか、かなり土地勘がつき迷うことなく10分ほどで赤崁樓前のバス停へ。それでもバスが終了していたので、ちょうどやってきたタクシーで戻ることにしました。タクシーだと90元ほど。初乗りが85元なのでめちゃ安い。というかやはり近いんだなぁ、と。
この日は朝からよく歩いたので15000歩超え。多分、バスとタクシー使ってるけども10数キロ歩いたんじゃないかなぁ。よく歩きました。ということで、ホテルに帰ってからお疲れ様の白ワイン。いやぁ、美味しかった!
■2日目その2で訪れた場所
・孔子廟
・大天后宮 ご縁の神様月下老人も
・赤崁璽樓 ヴィーガン料理のお店
・神農街
ということで、次は最終3日目に続きます。