横田 淳『週刊ドローンリアルビュー』 Vol.3/兎にも角にもロケーションが重要/許可取りのコツ/eGPU導入/5Gと5.8G/激安GoProのマウント方法/業務用無線でドローンレース

昨夜TBSで放送の『教えてもらう前と後』にドローンパイロット三人が登場したようです。短い時間でしたが、ちょっと変わったドローン映像が楽しめたら嬉しいです。見逃し配信はこちらで見れるとのこと！

○教えてもらう前と後『FPVドローン映像』３６分ごろhttps://dizm.mbs.jp/title/?program=maetoato&episode=78

それでは今週のメルマガをどうぞ！

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　2020/5/26
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横田 淳『週刊ドローンリアルビュー』 Vol.3

毎週水曜日発行
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今週の目次─────────────────────────────

1.今週のトピック
2.横田のドローンガジェットレビュー
3.世界のおすすめ動画解説
4.連載：ドローンのつくり方講座
5.Q&A（何でも質問回答）

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1.今週のトピック

日本中・世界中でドローンを持ってコンテンツ企画、イベント運営、撮影している著者が毎週違ったトピックで旬な話題を提供します。

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『ドローン撮影におけるロケーションの重要性と許可取りのコツ』

TVでもあがった奈良県の吉野の桜は世界遺産にも認定されるくらい美しいところです。しかし、僕が今年の日本の桜のベスト3を上げるとしたらその１つに入るのが高遠城址公園（長野県伊那市）のタカトオコヒガンザクラです。

推しの桜はどこと聞かれたら… pic.twitter.com/cdZ6GDaEYI

— YOKOTA＠🌸桜ドローン中 (@yokota_a24) May 10, 2020

2020年の高遠城址公園はコロナの影響により一般入場はできませんでした。
どうやって撮影したかですが、ちゃんと許可とって撮影しています。
公式HPからご連絡差し上げ、ご担当へプロジェクトの趣旨をご説明・ご提案した上で、許可をいただき、「都市公園内行為（変更）許可申請書」を伊那市に提出し撮影実施しています。(航空法に関する許可も別途必要）

PVでもジャケ写でもTVのロケでもCMでも、めちゃめちゃ重要な要素の一つが「ロケーション」です。これがコケたらカバーするのが難しいくらい重要です。ドローンの場合は屋外だと航空法の規制が関係するためロケーションの選定はより難易度が上がります。

通常の手持ちカメラなら人が多い海岸だろうが公園だろうが名所だろうが割と簡単に許可がとれますがドローンの場合は上空を飛ぶ可能性があり屋外だと法律が絡むため許可どりが通常よりも煩雑になるのが通常です。今回の桜ツアーではその難しさが身に染みて理解できました。

撮影地をどのように許可を得ていったかですが、
１．桜開花サイトやWEB・SNSで日本全国のスポット（名所・穴場）をピックアップ（数百箇所）
２．自治体の首長経由で本プロジェクトの撮影誘致を募集
３．２以外の箇所の都道府県ごとにエリアパートナーと調整
４．３以外の箇所の名所を正面よりコンタクトしてご提案
５．問い合わせベースでの撮影誘致のご案内を多数いただく
という感じです。

ちなみにこちらだけで約３ヶ月以上の調査や交渉がありました。
トータルで撮影候補となったロケーションは100を超えています。
当然、天気や開花状況によって行ける・行けないが発生するため先方にはその旨をご了承いただき進めています。本来の撮影なら一つずつロケハン（事前）しにいくところですが100箇所もあったら現実的ではないため、当日の一発勝負となります。今回は8割方の撮影地がロケハンなしです。撮影地の交通整理や撮影時間の制限もあるため飛行回数も2回しかないという高難易度な場所もありました。