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FPV映像はただの流行りだよね?/電動ドライバー/GoPro Awards受賞FPV作品/Rateの設定/UMMA系マイクロドローンの是非/作品づくりのアプローチ方法/横田 淳『週刊ドローンリアルビュー』 Vol.16
久しぶりに相模湖でレースドローンして遊びましたが腕が落ちすぎている…。やはり定期的なトレーニングは必須です。海外の大会情報もないというか、そもそも海外渡航ができないのでレース参加のモチベーションがとても低いというのが目下の課題です。
さて、6Sバッテリー時のトラブルとして「Desync」「モーター焼焦」現象に陥っている人はいないですか?最近は6Sに移行する人も国内で増えてきたのでどうなんでしょう。
僕は去年から6S移行していましたが、僕の練習を見ていた人はご存知の通り、モーターを何十個も焼いてしまっておりました。本当に金がかかった…何に原因があるのかさっぱりわからず、4Sだと問題ないのに、6Sだとクラッシュ時などにモーターが焼け焦げてしまうのです。すぐにアームオフしても変わらず。
今は設定(Rampup を下げて、Current Protectを60A、Motor timing 22など、必要ならDemagをHighにするとDesyncがなくなる)でほぼ解消できていますが、レース機体は変わらず6S、撮影機は安全面を考慮してすべて4Sにしました。もしも同じような悩みがいる方はコメントや質問ください。相談乗ります。
それでは今週のメルマガです。
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2020/8/26
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横田 淳『週刊ドローンリアルビュー』 Vol.16
毎週水曜日発行
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今週の目次─────────────────────────────
1.今週のトピック
2.横田のドローンガジェットレビュー
3.世界のおすすめ動画解説
4.連載:ドローンのつくり方講座
5.Q&A(何でも質問回答)
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1.今週のトピック
日本中・世界中でドローンを持ってコンテンツ企画、イベント運営、撮影している著者が毎週違ったトピックで旬な話題を提供します。
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『FPV映像はただの流行り?』
これまでFPV映像について色々と話してきましたがお仕事面でのビジネス機会について、少し客観的な見方をしてみたいと思います。最近は僕のチームでも様々な企業様と営業機会をいただくことが多くなってきたのですが、このFPV映像のメリットや価値が本当にあるのか?価格は妥当なのか?など始まったばかりだからこその考えるべき課題はたくさんあります。
FPVの動画を見せたからといって「うちにもすぐに導入して欲しい!」となるケースはほとんどまれです。ましてや「FPV映像を今度のCMに起用したい!」と考える監督もかなり少ないです。そもそもFPV映像自体を知らない人が圧倒的に多いです。ここはかなり重要なポイントで、FPVやドローン界隈の人はバイアスがかかりやすいのですが、
「FPV映像なんて世の中の9.99割の人は知りません。」
ほんとです。間違いないです。どこでイベントやっても、どこで放送しても、TVだろうがローカルだろうが、ラジオだろうが、感想のほぼすべてが「初めまして」です。映像界隈の人たちはある程度知っているし、ドローン界隈の人も当然ワードくらいは認識していますが、そこらへんを歩く女子高生は絶対にFPVを知りません。
発明は既存の技術の組合せであるように、知らないものを使おう、活用しよう、取り入れようという発想ができるわけもなく、FPV映像自体はただの流行り?以前に「流行ってすらない」というのが現状なのです。つまり営業活動や認知を広げる活動が必須となります。もちろん、もしもFPV映像自体にたいした魅力やメリットが無いのであれば、本当に流行ったとしても活用されることは少ないのでしょうが。
まずは、ファクトベースで現在のFPV映像のポイントを整理しましょう。
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