サワサワ感問題
自分の違和感に向き合おう。
認めたら、なにか見えるようになるかもしれない。
一緒に学ぶ仲間との会話で、安心感と好奇心から、
「(あなたの)幸せオーラにサワサワする感覚がある」と言ってしまった。
幸せになる覚悟や人との比較の上に成り立つ幸福についての話題だったと思う。比較しても意味が無い「幸せ」という学問について、まだまだ頭でわかっても腑に落ちていないことがある。
ネガティブな部分を全く出さない人に対しての自分の中の違和感。人は、ポジティブだけじゃなくて、ネガティブがある方が安心する気がしている。
変な意味じゃ無くて、その人を否定するわけではもちろんなくて、彼女に対峙したときに自分がサワサワする感覚の問題。
これってなんだろう。
この感覚がどう転がっていくのか、ちょっと興味があった。
仲間で学びのシェアをして、いわば卓球ラリーを楽しんでいただけなのに、いきなりバレーボールで下手なスパイクをぶち込む感じ。
沈黙した。
あぁ、この大切な関係性を壊してしまったかもしれない。安全だと思った階段を踏み外したことが何度もある気がする。
何を言ってるんだ、自分。
幸せになるための科学的な手法を学んでいるんじゃないのか?
毎日幸せだと言ってる人がいる中で、「そういう人を見るとサワサワする自分の問題」を暴露する。クウキヨメナイヤツ。
どうして素直に「素敵だね♡」って言えないんだろう。
サワサワとは、どういうことなのか。
ザワザワでもモヤモヤでもないんだ。
サワサワって、ちょっと肌寒いときに自分の腕や膝をさするような感覚なんだ。
そうか、自分は汗をかいていない。
どちらかというと、サワサワするのは、ひんやりしている世界。
でも、寒い季節でも雪かきして汗をかく人も居るし、涼しい季節でもランニングして汗をかいている人は、いるでしょう?
もう少し、表面温度をあげたいという心の声なのかもしれない。
変温動物なら、周りに合わせて生きていく。寒ければ冬眠するんだろう。
だけど、私は恒温動物。
外気に関わらず、自分の体温は自分で保ちたい。
周りに合わせずに、熱意を高めたい!
そういうことなのかな。
サワサワ感。
その根底に、私のネガティブがあると思う。
そして羨望の気持ちもあると思う。
役割がくるくる変わる三角形のフラクタル。
確かに、このサワサワ感初めてじゃない気がする。
「気づけた今、あなたはどうなりたい?」
自分で自分に聞いてみる。
・ヘルプじゃなくサポートできるようになりたい
・サワサワしない自分でいたい
・自分のネガティブを受容していきたい
・5年後の未来を枠を外して描けるようになりたい
・誰かの幸せを心から喜びたい
・汗をかくほど熱中したい
毎日幸せそうだし、ワンオペ育児でも文句一つ言わない、パワフルでユーモアあふれる彼女。尊敬する友に、そんなことを言ってしまった自分を恥じる。
面と向かって言われることじゃないよね。聞いてくれてありがとう。
すると彼女は、
サワサワ感も大事な感情なんじゃないかな!
そう言って、ぶつけたボールは、パステルカラーの大きな風船になって、ゆっくり返ってきた。
あぁ、温かい。
自分だけで、体温を保とうと頑張らなくて良い。
人の温かさに支援されたって良い。
心理的安全性があって、少し勇気を出して階段を上がった先の景色は明るい。ひとりでは上がって来られなかった明るくて温かい世界。
ありがとう。
少しずつ熱意を高めて、風を読んで飛べたら。
そんなふうに思えた、サワサワ感からの気付きのお話。