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Q.ネット広告ではリスティング広告が一番効果があると聞きましたが本当でしょうか?

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Q.ネット広告ではリスティング広告が一番効果があると聞きましたが本当でしょうか?

横須賀先生の著書やセミナーではリスティング広告を勧められていますが、本当に効果があるのでしょうか? 広告費も月数万円はかけるということで、決して安い金額ではないので、どうしても躊躇してしまいます。

リスティング広告を使えるかどうかが、成功の分かれ目
今、もっとも早く効率よく業務や顧問が取れるのは間違いなくリスティング広告です。実際に私のクライアント士業はこのリスティング広告を使って、1年目から月商100万円突破していますので、あえてその理由を説明することもありませんが、まずはなぜ、リスティング広告が有効なのか解説しておきましょう。

まず、リスティング広告がわからない方のために、改めてリスティング広告の解説をします。リスティング広告とは、ヤフーやグーグルなどに代表される検索エンジンの検索結果に表示される広告のことをいいます。この広告を、指定したキーワードごとに入れることができるのが、リスティング広告の主な仕組みです。

たとえば、「税理士 渋谷区」とお客様が検索したときに自分のサイトを表示してほしいと考えれば、そのキーワードを設定して、表示されるように設定することができます。そして、広告費はクリック課金なので、クリックされるまで一切お金がかからないという効率性も兼ね備えた広告なのです。

士業に仕事を依頼するのは、「必要に迫られて」という場合が多いといえます。相続の発生、決算申告、訴訟……お客様にこういった状況が生まれて初めて「士業を探す」という行為に出ます。もちろんその際に知り合いがいれば、知り合いから探すのが一般的です。

そして知り合いがいない場合、そして紹介もお願いできない場合になってから、より本格的に「探す」ことになります。この探すという行為が「インターネット上の検索エンジンで検索する」という行為なのです。つまり、士業を探している人たちが集まる場所に広告を出すわけですから、もっとも効率がよいわけです。あえていうならば、リスティング広告は士業の広告の中で「最強」であるといえるでしょう。

ただし、リスティング広告は設定がやや難解であるといえます。ヤフーリスティング(http://listing.yahoo.co.jp/)にしても、グーグルアドワーズ(http://www.google.co.jp/adwords/)にしても、管理画面の扱いが初心者向けであるとはいえません。そのため、せっかく「リスティング広告が最強」だとわかっていても、挫折してしまう場合が多いのです。自分で設定できることに越したことはありませんが、もしどうしても自分でできない場合、リスティング広告の代理店もあるようなので、そういったところに依頼するのもひとつの方法です。

このように、インターネットを使って、集客をしようと思うのであれば、このリスティング広告は避けて通れない道なのです。

月5万円程度の投資でも、反応は取れる
広告費は、月額5万円くらいは投資したいところです。その理由は、ある程度お金をかけないとホームページを見てもらう回数も少なく、効果も測定できないからです。売上を伸ばしたいなら広告への投資は必要だと考えてください。5万円というと全体の広告費から見て安いと感じる人もいるかもしれませんが、一定の人口がある地域ではこの程度でも反応がわかります。

資格の種類や地域などで広告の出し方は変わりますが、地道な広告出稿とテストによって結果は出るものです。最終的にはひとつの仕事を得るためにどれだけのお金をつかっているのか、そして広告以上の結果が出ているかを検証して、広告の最適化を図ります。

リスティング広告は、最強だが万能ではない
「リスティングは最強である」と解説しましたが、どんな場所でもどんな業務でも通じる万能薬ではありません。リスティングにも欠点があります。

まずは人口の少ない地域、ネットを見る習慣がない地方都市ではほとんど機能しないということが挙げられます。3万人を割るような都市では正直ネットからの集客そのものが期待できないでしょう。こういった地域の場合は、タウンページや看板のほうが反応を取ることができます。

それから、士業にとって人気のある業務で業務単価が著しく低下している業務、またはそもそも単価が安すぎる業務などもあまり向いているとはいえません。

たとえば、行政書士や司法書士が取り扱う会社設立、弁理士の商標登録のような業務は、取り扱いやすく人気のある業務ですが、報酬価格の激しい低下で、せっかく広告を出しても広告費倒れする可能性があります。そのほか、単価1万円を切る内容証明郵便の作成なども同じです。

このように、リスティング広告は最強なのですが、弱点も持っていることは留意しておくべきでしょう。ただ、あなたがすぐにでも業務・顧問がほしいと思えば、基本的にはやはり「リスティング広告」なのです。

【POINT】リスティング広告は最強。もし業務・顧問をすぐほしいと思ったら今日からリスティング広告を始めよう。ただし、地域などに注意すること。全地域どんな業務でも使える万能なものではない。

※掲載されている内容は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、書籍販売当時のまま掲載しています。

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