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007「かもめ助産院」鈴木令佳さん"ママさんに寄り添う助産院"<横須賀の人インタビュー>
こんにちは!
KAKEHASHI 広報の石田です。
先日、横須賀市ハイランドにある「かもめ助産院」院長の鈴木令佳さんにお話を伺いました!
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<鈴木令佳さんプロフィール>
かもめ助産院 院長
「横浜市愛児センター 横浜市立市民病院小児科外来」 の勤務を経て 2001年に「かもめ助産院」を開業。
横須賀市で助産師会の会長を務め、妊娠中や産後のママさんに寄り添い、 より元気に過ごせるような助産ケアを行なっている。
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「かもめ助産院」では、KAKEHASHIの「SUCOYACA purée」 を産後1カ月検診のママさんにお渡しいただいています 。
「離乳食としても最適」「横須賀市の地産地消にもなる」とのことでお取り扱いを決めてくださいました!
「助産院」や「出産」について、実際に経験をするまでは触れる機会が少ないお話ですよね。
とても身近で大切なことであるものの、私にとっても知らないことばかりでした。
このnoteから「助産院」を少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。
助産院と産婦人科の違い
-助産院さんとはどのような場所ですか?
「産婦人科」は治療を行うことができる医療機関で、「助産院」はママさんが自然と出産を迎えるのをサポートするための場所です。
「かもめ助産院」は、一般的なママさんを対象にしている施設です。
合併症や高齢出産など医療機関に通院する必要がある方は「産婦人科」に通っていただけるようご案内しております。
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ただ、当院でも「横須賀市立うわまち病院」「うつみこどもクリニック」と提携を行っておりますので、治療が必要になった際でも安心してご利用いただけます。
-お部屋の雰囲気も落ち着いていて安心できる印象ですね。
当院では、フリースタイル分娩をしていただけるよう分娩台はありません。
出産直前まで座っている状態が楽だと感じられるママさんもいらっしゃるんですよ。
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当院に入院していただくことも可能で、お部屋も2部屋ございます。
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ママさんがご利用いただける浴室、赤ちゃんが沐浴をできるスペースもご用意しております。
ママさん自身のケアもしていただけるよう、整体やヨガも定期的に行なっています。
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以前当院に通ってくださったママさんが、今では整体師としてケアをしてくださっていて、地域の方々との繋がりに支えられている助産院でもあるんです。
ママさんにとって大切なこと
-鈴木さんご自身が助産師として大切にされていることはなんですか?
1番はママさんの声を聞くことです。
ちょっとした心の変化は、母体に負担をかけてしまいます。お悩みをなかなか伝えられないママさんもいらっしゃいます。
助産院ではママさんの悩みがあったら安心して伝えてもらえるよう、
寄り添ったサポートを目指しているんです。
-話したいことを伝えられる環境って大切ですよね。では、ママさん自身に大切にしてほしいことはなんですか?
何よりも自分の体を気遣った健康的な生活を大切にしてもらいたいです。
早寝早起きをすること。
3食しっかり食べること。
1日10分のお散歩。
温かい湯船に入ること。
-心がけないとなかなかできないことですね。
お風呂もシャワーで済ます方が多いですが、湯船で体を温めることや夏でも体を温める生姜などの食べ物を取り入れることが大切なんです。
日本の健康的な生活は日本人の体にとても合っているものと言われているので、ママさんには実践してもらいたいですね。
知ってもらいたい制度
-ママさんやご家族に知ってもらいたいことはありますか?
ぜひ「子育て支援ヘルパー」を活用してもらいたいです。
産前・産後の子育て支援ヘルパーを自宅へ派遣してくれる制度。
(派遣対象者)
①医師から安静が必要と診断された妊婦さんのいるご家庭で、家事・育児が必要な場合
②出産直後で日中他に援助してくれる人がおらず、家事・育児のお手伝いが必要な場合
1回1,250円で2時間まで利用が可能です。
ご飯の作り置きやお掃除など一般的な家事であればお任せできます。日中赤ちゃんとずっと一緒に過ごすママさんを助けてくれる制度なんですよ。
数時間でも息抜きができるので、ママさんに是非ご利用していただきたいです。
「いのちのお話」を伝えたい
-今後の鈴木さんの活動目標はありますか?
「いのちのお話」を私たち助産師から伝えていきたいです。
現在では、中学生の職業体験を受け入れたり「よこすかキャリア教育推進事業」でマイタウンティーチャーとして、中学校で授業を行わせていただいています。
しっかり理解をし知識を学ぶことで、自分を守ることにもつながるんです。
中学生の女の子が職業体験で当院に来てくれるのですが、体型を気にしている子が多いです。
この時期は体が成長する時期ですので、無理なダイエットはする必要もないことをいつも伝えています。
また、私たちは「性教育」ではなく「いのちのお話」と伝えています。
「いのちのお話」は身近なことであり大切なことだと、学生の頃から正しく理解をしすることで、賢く自分を守ることにも繋がってくるんです。
これからも助産師としてママさんのサポートをし、若い世代へも「いのちのお話」を伝える場を作っていきたいです。
「助産院」の存在は、地域に密着しているからこそ安心できる場所だと感じることができました。院内も自宅のような雰囲気でリラックスできる空間です!
また、鈴木さんは分娩適齢期での出産を薦められております。それは、妊娠と出産には適した年齢があること、キャリアに悩む女性が多いことも背景もありました。
私も妊娠中や産後の友人と話すことが多く、転職のタイミングやキャリアアップの悩みは誰もが抱えていると実感しています。
体調面はもちろん、多様な視点で女性の悩みにもしっかりと寄り添ってくれる「助産院」「助産師さん」はとても心強い存在でした。
鈴木さん貴重なお時間をくださり、ありがとうございました!