私のインターンず記録 |西山怜花編|2022春期インターン
みなさんこんにちは!YOKOSAWA CAMPUSのたまごちゃんの1人、
西山怜花です!
( たまごちゃんって何?と思った方はこちらをご覧ください!)
現在私は立命館大学の4回生を休学中。
春休み期間を利用して、2022年2月から3月まで約3週間岩手県の紫波町
というところで住み込みインターンをしていました!
このnoteではインターンの内容やインターンを通して感じたこと、
学んだことを記録し、みなさんに伝えていきたいと思います!
ー 自己紹介
改めまして、西山怜花(にしやまれいか)です!
2001年生まれの、もつ鍋大好きな福岡県出身の大学生です!
カフェ巡り、御朱印巡りが大好きすぎて、グーグルマップには、おぞましい数のピンがついています笑
大学3回生の頃は、シェアハウスに住んでおり、自分とは異なる価値観をもつ方々と関わり新たな発見をするのが大好きな、好奇心旺盛女子大生です👀
現在は立命館大学産業社会学部の4回生を休学中で、
なんと2022年3月末からアメリカのシアトルに留学しています🗽
そんな私がなぜ、留学直前に紫波町インターンをすることを決意したのか、
3週間の紫波町生活で何を学んだのか。
ゆる~くまとめているので、是非のぞいてみてください📒
ーインターンに参加しようと思った理由
きっかけは3回生の春学期、大学でまちづくりに関する講義を受けたこと。
今まで「“まちづくり”って、過疎地に人が増えて盛り上がることかなー」
等、ものすごく抽象的なイメージしかなかったのですが...
講義を受けてイメージががらりと変わりました。
まちに住む1人1人異なる”理想のまち像”があるけど、
それを全部取り入れるなんて不可能。
そんな中、どう皆が住みよい町を築き上げるのか。
そのプロセスを教授の経験に基づいて学ぶ中で、
「えええ?まちづくりって、こんなに奥深いんだ...!」
と衝撃を受けたのを今でも覚えています。
とにかくノリと勢いで行動派な私。笑
とりあえず、”まちづくり”に関する何かをやってみたい!
そう思って色々探す中で、NPO法人wizが募集している
実践型インターンのwebサイトにたどり着きました。
ふむふむ募集要項は...
・まちづくりに興味があるけど具体的になにをすればいいか分からない方
.......って私じゃん!!!
ということで、応募を決意。
応募した後、wizインターンコーディネーターの八田さんや、sasatta代表の南條さんと何度か面談を重ねました。
ー「私にとっての」まちづくり
「自分の好きなこと、得意なことにチャレンジしていたら、自然と人が集まって、いつの間にかまちづくりになっている」
面談の中で一番印象に残っている南條さんの言葉です。
当初「まちづくり=地域の課題解決」という考えに固執していた私は、
「...え、え、好きなことしていいんですか?」と逆に驚き笑
そもそも私にとっての好きなことって何だろう?と考えに考えた結果思い浮かんだのが、
①おしゃべり
→ シェアハウスに住む中で、多様な価値観をもつ人との交流が楽しいと思ったから
②写真
→ カメラのアシスタントのバイトをしていて、思い出を写真に残すことに魅力を感じたから
の驚くほどシンプルな2つ。笑
そして自分の好きなこととまちづくりとを組み合わせた結果、抽象的ではあるものの、やっとこさインターンでやりたいと思うことが決まりました。
「沢山の人とたくさんおしゃべりして、町の人の写真を撮らせてもらおう!」
ー紫波町に着いたぞ~!
京都から夜行バスで約12時間かけ、ついに紫波町に到着しました。
(夜行バスは安いですがおすすめはしません笑
関西住みの方は、関空から仙台までのpeach航空がコスパがよくておすすめです!
早速インターンでの学びを...とその前に、
少しだけ紫波町について紹介しようと思います。
紫波町は、人口約33,000人の農業が盛んなのどかな町。
YOKOSAWA CAMPUSからはとっても素敵な山々を仰ぎ見ることができました⛰
そんな紫波町、実は「まちづくり先進地」としても有名なんです。
紫波中央駅前にある「オガール」という複合施設には、飲食店、販売店、クリニック、体育館、ホテル、図書館、町役場等様々なサービス業が集っています。
私が行ったときはちょうどOGAL COFFEE DAYが開催されており、様々なコーヒー店、雑貨屋さんが出店されていました。カフェ巡り好きな西山からしたら幸せすぎる一日でした…☕
少しばかり話がそれましたが…
そんな魅力あふれる複合施設「オガール」は、行政と民間企業が連携した、新しいまちづくりとして注目されており、なんと3年連続視察件数全国1位を獲得しているんです。
ーたくさんの出会い
「沢山の人とたくさんおしゃべりして、町の人の写真を撮らせてもらおう!」
と意気込んでいる私は、同じsasattaインターン生のすーもちゃん(髙橋珠桃ちゃん)と共に、とにかく出会った方々にお話しを聞きに走り回りました🏃♀️🏃♀️
ー地元だからこそ地元を知らない説?
「紫波町素敵な人沢山おるやん…!」
「紫波町素敵な場所沢山あるやん…!」
と、どんどん紫波町沼にはまっていく私笑
その一方で、沢山の人と関わる中でふと感じたのが、
「地元だからこそ、当たり前すぎて町の魅力に気づきにくいのでは?」
ということ。
3週間のインターンで紫波町にきている私にとって、行った場所、出会った方々すべてが新鮮で魅力的だけれど、ずっと住んでいると"魅力"としてではなく、"日常"として映ることがあるのではないだろうか。足を止めて、町やそこに住む人とじっくり向き合ってみようと、なかなか思わないのではないだろうか。(事実、私は地元福岡にある商店街について、郵便局があることくらいしか知らないです…)
よそ者の私だからこそ、「じっくり町と向き合うきっかけづくり」が
提供できるのでは?
沢山の方々とおしゃべりした記録と写真を活かして何かできるのでは?
ぐるぐる考えを巡らせた結果…
そうだ、"展示会"やろう!
ーいつの間にか豪華になってた"展示会"
"展示会"をやろう!と意気込んだはいいものの、
当初自分のおしゃべりの記録と写真を展示して、
地元の方々に来てもらおう!
…としか考えてなかった私😂
紆余曲折を経て、当日は猛吹雪☃️にもかかわらず
30名を超える方々に来ていただき、
大盛況で終わることができました。
(写真をみていただくと吹雪加減がうかがえるかと思います…笑)
小見出しにもあるように、沢山の方々に支えられて実現した
いつの間にか豪華になってた"展示会"。
noteでは、イベント当日までの様子を振り返っていこうと思います!
1. 南部鉄器あるからお茶っこする?
展示会の場所を日詰町屋館という場所で行うことに決め、
早速会場の予約に向かいました。
日詰町屋館は、明治時代から建っている町屋をリノベーションした
物件らしく、当時の趣が感じられる素敵な場所でした。
備品の紹介をしていただく中で、
「南部鉄器とか炭も一応あるんだけど、一回も使ってないのよね…」
ふと町屋館の方がこぼした言葉を、私は聞き逃しませんでした👂
南部鉄器で沸かしたお茶を飲みながら
展示を楽しめるイベントって最高じゃない?と思った私は、
「是非とも使わせてください!!!!!」
と即座にお願いしました。笑
お茶を飲みながら談笑することを岩手では"お茶っこ"というらしく、
ここでイベントを、"お茶っこ展示会"と命名することに決めました。
町屋館の方々は、炭が手につくからと軍手を買ってくださったり、
今ある炭が古いからと岩手県の上質すぎる炭を取り寄せてくださったり…
温かすぎる手助けを沢山してくださいました。
そしてなんと、縁あって展示会当日は岩手県木炭協会の方が来てくださいました!
当日の様子が公式アカウントに載っているので是非ご覧ください!
ちなみに岩手の炭は冗談抜きで良い。全くはねないし保温性抜群。
2. 悩みに悩んだビラづくり
イベントを実施するとなると、広報はつきもの。
「さ、ぱぱっとビラつくるか~!」と取り掛かり始めたものの、いや~、驚くほどに進まない進まない😂
文章の構成や、絵のバランス等、考えだしたらキリがありませんでした。
そんなとき救世主となってくださったのが、さくちゃんさんこと、あまのさくやさん。絵はんこ作家、エッセイスト、チェコ親善アンバサダーという肩書を持ちつつ、現在地域おこし協力隊として紫波町に移住してらっしゃいます。
「展示って想いを伝える場だから、タイトルってすごい大切。
それが決まったらビジュアルもきっと決まるよ!」
「お茶っこしませんか?みたいな誘い文句があってもいいかもね!」
等々、沢山アドバイスをして頂き、無事ビラを完成させることができました!
ビラが完成したら次はビラ配り!
商店街の方、銀行の方、役場の方、公民館の方、皆さん快く掲示してくださいました。
商店街の一角にある、富岡商店のおじちゃんは、「もう何枚かビラある?」
とお店に沢山ビラを貼ってくれました!優しすぎる~!
3. 展示、つるしてみたら?
ビラや南部鉄器の準備が進む中、実はお茶っこ展示会開催に向けて、重大な課題が残っていたのです。「どういう風に写真展示しよう?」
(いや、決めておかんか~い。)
なんとなく展示に関してインターン生のななせちゃん ( 岡崎ななせちゃん )
に相談していたところ、「写真吊るしてもいいんじゃない?」と斬新すぎる返答が。以前古着イベントで町屋館を利用した際、古着を吊るしていたらしいのです。
布に写真を貼って吊るしたらよいのでは…!(アハ体験)
南條さんがYOKOSAWA CAMPUSにあるカーテンを快く貸してくれて、
またもや縁あって地域おこし協力隊の岡本夏佳さんが企画している
マリーゴールド染め体験イベントで、カーテンを素敵な色に染めることができました。
4. ひな祭りなのに、ひな人形ないの?
先ほどビラを見て、勘の良い方はお気づきかもしれないのですが…
そう、実はお茶っこ展示会を3月3日ひな祭り🎎 に企画していたのです!
(気づいた方すごすぎる)
ビラ配りをしつつ、毎日のようにおしゃべりと写真を撮りに走り回っていた、そんなある日。
商店街の一角にある、原スポーツの原さんにビラを渡しに行ったところ、
原さん「あら、ひな祭りの日なのね!ひな人形は飾るの?」
西山「あいにく持っていなくて…飾れたらいいんですけどね汗」
原さん「うちにあるひな人形よかったら使って!」
ひな人形を貸してくださるだけでなく、町屋館まで運び、組み立ても手伝ってくださいました。会場が一気に華やかになり、お茶っこ展示会当日も大好評でした!🎎
5. 私、琴弾こうか?
いよいよお茶っこ展示会まで残すところあと数日。
日詰町屋館にて準備を進めていたところ、"とある方"が町屋館の目の前を通り過ぎました。町屋館の方とお知り合いらしく、お話しているとなんと琴の先生をしていた方らしく、師範の資格を持っていらっしゃるとのこと。
せっかくなのでビラをお配りすると、「私、琴弾こうか?」
当日は琴を持ってきて、素敵すぎる音色を奏でてくださいました。
6. いか持っていってもい"いか"な!?
冒頭でNPO法人wizという団体が提供しているインターンに参加した、
とお話したと思うのですが、実はwizはsasattaだけではなく、岩手の様々な地域の企業と提携し、インターンを提供しているんです。大船渡にあるサンコー食品株式会社でインターンをしていためいちゃん(池田芽衣ちゃん)が、
イベント数日前にDMを送ってくれました。「お茶っこ展示会で、いかのサンプルとポスター配りに行ってもいいかな!?」
当日はサンコー食品の社長さんと約2〜3時間かけて吹雪の中来てくださって、いかのサンプルとめいちゃん考案のレシピを紹介してくれました!
後日もらったサンプルでいか料理つくったけど本当においしかったです…🦑
いつの間にか豪華になってた"展示会"
小見出しの意味が、少しおわかりいただけたでしょうか。
思い出すだけでじ~んとくるほど、沢山の方々に助けられ、支えられて実現した”お茶っこ展示会”になりました。
ー最後に
一足先にYOKOSAWA CAMPUSという学び舎を巣立った先輩から、
ちょっとかっこつけたメッセージです。
何かやりたいけど、踏み出せないとき。
やる目的とか目標とか、小難しいことはやるって決めてから
考えてもいいんじゃないかなって思います。
じゃないとやるかやらないか考える中で、
いつの間にか自分の中でやらない言い訳が出来上がってしまう。
自分の中のときめきやわくわくを信じてみて
まずは動いてみてもいいんじゃないかなと、思います。
実際私は、”まちづくり”に対するわくわくを信じ、
紫波町インターンを経験して本当に本当によかったです!
紫波町は、迷ったら当たり前のように手を差し伸べてくれる
大人やたまご仲間たちが沢山います。
皆が自分の好きなことややりたいことに、
真剣に、一緒にわくわくしながら向き合ってくれる環境が整っています。
そんなYOKOSAWA CAMPUSで、たまご同士がコツンとぶつかり合う出会いをしてみませんか。
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