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メガミデバイスというブランドについて/メガミデバイス8周年

この記事を書いている2024年12月19日のタイミングでメガミデバイスが8周年を迎えた様です。

私も1年半ちょっと前にガンプラを始めて、その後半年くらいしてから30MSをきっかけに美プラを作り始めたのでメガミデバイスについてはまだ1年ちょっとの新参者というレベルです。
作ったのは合計すると10体~12体くらいでしょうか、うろ覚えですが。

そんなメガミデバイスについて雑感的に書いておこうと思いました。

■クオリティが凄い
まず第一にクオリティが凄いと思っています。
これはコトブキヤの製品群の中でもこのメガミデバイスのブランドは自社IPというのもあるのか気合いの入り方が違う気がします。

美プラのクオリティってそもそも何?
というのがあるかと思います。

① そもそものデザインやキャラクターの魅力
② 作った後の完成度
③ 遊びやすさ
④ 作りやすさ
⑤ 丈夫さ

大枠はこんな感じなのかなと考えています。
カスタマイズ性などは遊びやすさや作りやすさにそれぞれ含まれている様な感じですかね。

私は雑食でガンプラ、美プラ、スケールキット、ミニチュアなど多様なキットを作るタイプなので比較しやすいと思うのですが、世の中に数多あるプラモデルの中でもこの①~⑤をメガミデバイスと同じレベルで体現できているのはガンプラくらいしか思い浮かびません。という事は製品としてかなり高い次元で展開されているという事かと思います。

同じ美プラのカテゴリでは、30MSやグッスマ関連のものなど、競合的なものはいくつか確認できますがメガミデバイスは頭2つ3つくらい抜けている印象です。

これは私自身が海外のも含めて色々な美プラを作っていて感じた印象です。

例えばキャラクターやデザインの魅力で言えば

例えば30MSだと基本的には一人の作家さんが全てのキャラクターを監修しているのに対してメガミデバイスはメガミデバイスの中でもシリーズに分けてAのシリーズは〇さんという作家さんが監修、Bのシリーズでは□さんが監修、Cのシリーズでは・・・という形で多種多様なデザインやキャラクター性があります。
一人の方が監修するのは悪いという事ではなく、そのデザインやキャラが好きであればその方がずっと監修する方がファンのユーザーとしては嬉しいしリピートするという事があると思います。
反面そこに刺さらなければずっと手に取らないまま終わるという部分もあるので、これは良し悪し両端あるという事かと。

ただ実際問題として、人の好みは十人十色なので、全体的に見た場合、色々なバリエーションや特徴が幅広いほどより多くの人にリーチできると考えます。その分作家さんとの交渉や企画の生み出し等、労力やコストもかかりますが。

メガミデバイスはアイデカールの販売も頑張っているな~と感じた方も多いかもしれません。競合する30MSではデカールの種類が少なめなのに対してメガミデバイスは下手すると1キャラごとに出しているくらいの感じです。
これは憶測ですが、上記のシリーズごとに作家さんを変える時に発生するデメリットの、そのシリーズがひと段落すると追加商品が出ないという点のカバーです。
Aのシリーズが好きだったけど新作はでなくなっちゃった、としてもデカールが出ているのでBのシリーズにAのシリーズのデカールを使う事で疑似的に新作が出ているような形にユーザー自身が持っていけます。

これは私自身が体験しているのと、SNSでもそういう例を多く見ているので確信に近いものもあります。
具体的にはバレットナイツシリーズのエクソシストというキャラが好きなのですがバレットナイツシリーズは一旦終わっていて、新作は出ません。が、バスタードールシリーズやカオス&プリティーシリーズのキットにエクソシストのデカールを使用する事でバレットナイツの新しいキット的な楽しみ方が出来ます。

こういった点でメガミデバイスはシリーズごとに幅広いキャラクター層を持たせる代わりに発生するそのシリーズの追加商品が出ないというデメリット部分を全てではないですがカバーしているイメージです。

この辺のやり方は上手いと思うのでバンダイの30MSもやったら良いのになとよく思っています。


①~⑤まで全てこの調子で書いていくと長さがやばくなりそうなのでもう一点だけ書いて終わりにしようと思います。


作りやすさもかなり高い次元にあると思います。
8年という期間の中で多く出ていますが私はシリーズ最初のキットもつい数か月前に作成しました。

こちらが私が作ったメガミデバイスで約8年前に出た初期キットですね。
やはり多少なり最新キットと比べるとそちらの方が作りやすいですが、それでも十分作りやすいプラモデルです。

最近のキットに至ってはガンプラ並みに各パーツがピタッとスムーズにハマって完成までいけるので本当にすごいです。ガンプラ並みというのが凄いところで、ガンプラについて言えばその技術レベルの高さは他のプラモデルと比べて頭4つくらい抜けている感じです、ガンプラだけを作っていた時はそんな風には思いませんでしたが。
そのガンプラ並みに作りやすいというのは興味を持った人が手に取りやすいという利点と、次の商品の購入に繋がりやすいという利点にもなります。人によっては改造などで同じ商品を複数回購入もしますので。
その時に作りやすいか作りにくいかというのはとても大きなポイントです。
バンダイの30MSはその点ではさすがのバンダイでメガミデバイスよりも作りやすさは上です。サクッと作れるので、SNSで見ている印象ではメガミデバイスよりも同じ商品の複数回購入やミキシングなども多い印象です。


魅力的なキャラクターのプラモデルで、作りやすくて、遊びやすくて、それなりに丈夫で完成度も高い、という事であれば人気もうなずけますし、満足度が高いのも納得です。

加えてやはり8年という長期に渡って続いてきて今も人気は成長傾向にあるのは前述したキャラクターの展開方法の上手さが大きい様に感じます。もし一人の監修で続けてたら途中で失速した可能性もあるかもしれません。
ガンプラも見方を変えれば色んな作品シリーズがあって、多種多様なMSがある事で飽きさせずに続いてきたのかなとも思いますので(こちらは40年ですが)。


色々書いてきましたが自分の好きなプラモデルのシリーズが8周年というのは目出度いですし嬉しいですね。このまま10年20年と続く長寿シリーズとして続いて欲しいと思います。

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