【Jeep Life】2022/9/10 南会津
[まとめ動画6分&長文レポート]
※以下長いですが、自分の記録も兼ねて。
9月10日秋晴れ、ジープでドライブをするには最良の季節。この機を逃すと一気に冬に向かいます。
というこで、「ジープで出かけよう!」と思い立って向かったのは南会津。
長岡のお隣ではありますが、道中は大変厳しい山道。ジープはパワステもなく、マニュアルなので手も足もヘトヘトになるのです笑
まず向かったのは、河井継之助終焉の地でもある只見へ。気持ちがよいのでオープンに。ただ日差しがすごいので笠を被ったのですが、するともう完全に江戸の農民スタイル😂
絶景の田子倉湖を右手にしつつ、途中大変美しい田園地帯を見つけ、ジープのフロントを倒し「フルオープン」で周囲をゆっくり走行。心地よい風と広い空、稲穂の香りを全身に感じ思わず笑いが出るほど良い景色。日本最高!を実感。
その後、ググッと右回りで南に下り、行ってみたかった「前沢曲家集落」へ。
いわゆる茅葺き屋根集落なのですが、現在も住民の方がお住まいなので、生活感はありましたが、のどかでなかなか良かったです。
ここの資料館のおじさんから、私の格好に興味を持たれたので半纏の説明をしていたら、周りにいた観光客の方も一緒に聞いて「へぇー」と頷いてました。もはやガイドさん😂
でも、私が旅先で着物を着る大きな理由は「相手が声をかけやすい格好」だからというのもあります。洋服ではなかなか起こり得ない出会いが着物はもたらしてくれるのです。これぞ和服パワー。
そして南西に向かい、「大桃の舞台」という明治期に建てられた屋外の歌舞伎舞台を見て、伊南川の急流により造り出された「屏風岩」を経由し、檜枝岐村へ。
ここにある屋外歌舞伎は有名で、江戸から今に至るまで村民がつくっている「農村歌舞伎」が行われているのです。
娯楽の少なかった当時、村民にとって歌舞伎は何よりの楽しみだったのだとか。舞台もですが、石段で出来た観客席もローマのコロセウムを思わさる迫力があります。
隣接する資料館では、現座長の星さんから丁寧な解説をしてもらい、いかに村にとって歌舞伎が大切だったかを教えてもらいました。檜枝岐村には高校がないので、中学生に歌舞伎を伝えるための舞台もあるのだとか。素晴らしい地元での伝統継承。
座長曰く「地元民で続けていくことが大切なんです。こうした風習は一度消えるともう戻りませんから」深い。。当時娯楽だったものが今は貴重な守るべき伝統文化になる。
いわるゆハレ(非日常)とケ(日常)のバランスで農村は成り立っていた。ハレは祭りにおける酒と同じ立ち位置だなと。来年の奉納歌舞伎に再訪しよう。
その後、昔使われていた穀物倉庫「せいろう造り板倉群」「ミニ尾瀬公園」に寄り、奥只見湖へ。
途中、立ち寄った酒屋兼コンビニで水分補給。
するとお店の奥さんが「あら、粋ね!外の車と一緒に写真撮らせて!」となり何故か撮影会が😂「何かのテレビの撮影かなにかなの?」とも。そりゃ、着物でジープオープンで爆速してたら只者ではないと思うわな笑
しかし…奥只見はちょっと舐めてました。すさまじい山道。右へ左へくねくねと。途中、重ステハンドルを回しすぎて腕が痛くなり、クラッチ切りすぎて足プルプル。でもジープはトルクが良いので力強さは満点。頼もしい限り。
そうこうするうちに日没。いよいよ寒くなってきたので幌を取り付けて福島を後にし、新潟へ。
ここまで長岡から福島へ、南東にググッと大きく円を描くようなコースできました。
かなり疲れていたのですが、帰り道、小千谷を通るので花火を見ようと立ち寄り。会場から少し離れた田んぼ道で十分よく見えました。気づくと最後まで3時間いました。
しかし四尺玉…迫力すごいですね。片貝魂を体感しました。
ということで、家を出て約12時間、走行距離300kmの「日帰り」ドライブ終了。完全に日帰りの行程ではないですね😂
休みの日。何もしない一日も良いけど、改めて一日って色んな事が出来るんだなぁと。しかも国内、近隣でこんなに色々楽しめる。最高です。
今の私には相棒ジープがいることがとても大きいです。訪れるだけでも素敵な風景が、オープンで走ると、風や空の広さをダイレクトに感じることが出来るので良さが倍増するのです。
これからも国内色々なところをジープで巡りたいなと。私にとってこの車は、日本を体で感じることのできる最高の相棒なのです。
ただ、調子に乗ってはいけませんね。
今日、足腰筋肉痛でバキバキです😂