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【会計・その他】私が会計士になったきっかけ

自己紹介では書ききれないので、私のことについて少し書かせていただきます。

私は公認会計士として社会人をスタートしました。

大学の友達ならば商学部卒ということもあり、よく知ってくれている友達も多かったですが、世の中全体としての知名度は低く、『会計士受かった!』と伝えたとある地元の友達からは『お会計士』として飲み会の集金を任されるような状態でした。

そんな私ですが、下記のような経緯で会計の世界に興味を持ち、会計士になりました。

会計士という職業との出会いは、高校3年生になり進路を決める必要に迫られた時でした。中学3年生ぐらいの時に親からもらって一度も開いていなかった(お母さんすいません。。)『13歳のハローワーク』という本を読み、数学は嫌いですが算数は好きな私にとって魅力的だった「数字が好きな人」という目次に従って開いた1ページにあった職業が『公認会計士』という職業です。

そこには『国に代わって企業の決算の信頼性を担保する、いわば、市場の番人』という説明があり、単純な私はこの一文を読んで『公認会計士になろう!』と決心しました。(この時点では、公認会計士という資格を取るための難易度についてはまったく理解していませんでした)

会計という言葉自体は学生時代から耳にはしていた単語ですが、上述の地元の友人と同様スーパーやコンビニの『お会計』としてのイメージが強く、企業の決算と言われてもそのイメージは変わらなかったように思います。ただ、それでも会社にとって重要な情報であるということくらいは感じ取った私は、そこに携われるということにワクワクしたことを今でも覚えています。

実際に大学に進学して、公認会計士の資格を取ることがどれだけ難しいことかを理解した私は、いったん自分の目標を横に置いていわゆる『キャンパスライフ』というものを楽しみました。そうです、逃避です。同じ目標を持つ大学の友達が入学して早々会計士の勉強を始めていることはわかっていましたが、自分が合格できる自信が全くわかないことを「受かる人はすぐ受かるし、受からない人はどれだけ頑張っても受からない」という言葉にすり替えて目の前の楽しさにひたすら食いついていました。

そして時は過ぎ、大学3年生を過ぎたタイミングでそろそろ始めないとさすがにまずいことに気づき勉強を始めました。興味があったこととは言え、毎日12時間~14時間の勉強なんて人生で一度もしたことがなかったので、最初はなかなか慣れず、勉強を始めて1年が経ったときには勉強のストレスからくる過呼吸で救急車で運ばれたりしました。ただ、一度自分が始めたことなので面白くないとかうまくいかないとか言ってる自分がなにより嫌いだったのでなんとか継続し、2年半の受験期間を経てなんとか合格することができました。

優秀な人はそもそも1年勉強して合格していくのでその時点で私の実力は知れていますが、合格直前に受けた全国模試では全国1位になり、いやいやながらも続けてきた受験生活が少し報われた気がしたのを今でも覚えています。

そんなこんなで私の社会人人生はスタートしていくのですが、会計士になってから今の仕事に就くまでの経緯はまた今度。