NY shutdown #2
4月に入った。3/11からコロナヴァイラス・パンデミック=非常事態に陥り、NYはあっという間に、世界中で一番のコロナヴァイラス(COVID 19)感染地帯となった。
4/1現在、NY州の感染者7万人を超え、死者は2千人、NY市内では5万人の感染者、千人の死者なので、どれだけNY市内に感染者が多いかわかるだろう。アメリカの感染者は、20万人で、既に中国やイタリアを抜いている、と。
https://www.google.com/covid19-map/
そんな中で問題は、仕事がなくなり、レントが払えない人が続出。レントを一時停止する法案に投票を促されたり
https://www.nysenate.gov/legislation/bills/2019/s8125
ナイトワーカーやフリーランスの人に、アンケートを取ってどれくらいの被害が出ているかモニターしたり
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfNOye6aCd4Z1xbfYZ1X8cpYye-v8ZW1azFMEgCXMZ_O7HB7A/viewform
ウィリアムスバーグの家主は、4月のレントを免除するなど、
色んな動きが出ている。
みんなに会えないので、電話したり、ビデオチャットで会話する時間が長くなった。うちらバンドも、3日に一度ほど、ビデオチャットで現状報告をしている。
夜も家にいる事が殆どなので、インスタライブや、ライブストリームでエンターテインしたり、プレイリストを作るミュージシャンが沢山出てきた。
David feck (Comet Gain):
Christian lee Hutson
http://www.brooklynvegan.com/heres-christian-lee-hutsons-self-isolation-playlist/
Joey capes (lagwagon):
http://www.brooklynvegan.com/heres-joey-capes-lagwagon-self-isolation-playlist/
Brooklyn vegan staff:
3/31のライブストリームーPhish, Brian Fallon, Phantogram, Power Trip:
アメリカン・ユートピアの再公演も決まった(9月より)、ディヴィッド・バーンは、彼のウエブサイトに、nothing is normal anymore (普通なものはなにもない)と、エッセイを寄稿している。「世界が変わるなら我々も変わろう」、と言う事である。
https://reasonstobecheerful.world/the-world-is-changing-so-can-we/
どちらにしても、この状況はまだまだ続くと言われている(5月末？、夏まで？)、またニューヨークの40-80%の人が感染すると言われている。ニューヨークに居たら殆どが、感染すると言うことだ。事態は深刻だが、昨日セントラルパークに行ったら、意外にも沢山の人がジョギングしていたり、歩いたり、日光浴をしていた。ずっと家に居て食べてばかりだと、身体が鈍るのも分かる。が、今日4/1に、ニューヨークの遊び場は閉鎖される事になった。公園は開いてるとの事だが、閉鎖されるのも時間の問題か。
グローサリーショッピングに行っても、入れる人数が決まってるので、30分ー1時間ほど待ってようやく入れる。ソーシャル・ディスタンスを取らなければいけないので(6フィート=2m弱)、列がとても長くなる。流通は動いているので、一時無くなったストックも今は再ストックされている。
この状況になって半月が経ったが、私は殆どNYに居ず、違う州にいた。自然と戯れていると、この状況を忘れる事もできたが、話題はこれからどうしようか。今は一時帰って来たが、数日前から他州がNYの人を受け入れなくなった。NYナンバーの車はチェックされ、ホテルなどに２週間監禁されるらしい。NYでこれから過ごさなくてはならないのだが、この状況で後何ヶ月持つだろうか。収入は途絶え、やる事もなく、不安で一杯なのだが流石NY、失業保険があり、タックスを払っている人に$1200支給され、さらに1099(フリーランサー)の人は週に$600が加算されるとか。となると、私が普通に働いているより、収入が多くなるのだが(笑)。
4月にピークが来ると言われている。今より悪くなるのかと心細いが、私は大阪で阪神大震災、ニューヨークで9.11と大停電を経験している。家を追い出されそうにもなっているし(5回裁判所に行った)、貴重品を全て持って行かれた事もあり、ちょっとやそっとでは、驚かなくなっている。とは言っても、この状況は初めて。ニューヨークに、こんなに人が居なくて、人が手袋、マスクをしている風景などは見た事がない。歴史的な状況に、ニューヨーカーがどの様に立ち向かうのか、そしてニューヨークなら、何か奇跡が起こるのではと、思っている。
4/1/2020
Yoko Sawai
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