会議の質を高めるために
信号無視話法という分析法を知った。以下のように、答弁者の回答ぶりを「配色」していくことで、答弁の質が視覚化できて、大変に興味深い。
犬飼淳さんは、先日のwebでの都知事選の討論会の小池都知事の質問を「信号無視話法」で分析。推して知るべしの内容になっているので、是非、ご一読をいただきたい(都民の方は、投票前に!)。
サクッと読みたい方は、同じ著者の犬飼淳さんのnoteがオススメ。
この討論会だけではなく、国会答弁、そして、何より日頃の会議においても、「なんだか不毛な時間が流れているな〜」と感じる時は、必ず質問に対して「青信号」になっていない回答が重なっている時に起こる。原因を大別するなら、準備不足か、保身による言い訳(orはぐらかし)、あるいは、質問の本質が理解できていないということになるのかと思う。
私は、会議を召集する側にも、される側にもなる。
少なくとも、召集する際には、皆が迷子にならないような問題提起を事前に投げかけ、何を議論したいかを明確にする。そして、自由闊達な議論をしても、自身の立場が危うくならないという安全性を出席者に認識させることを意識したい、と改めて。
信号無視話法になぞらえると、GPSのついたカーナビの搭載(とはいえ、始めから決まっていることを議論させられることの徒労感は半端ないので、ゴール設定はトップダウンではなく、あくまでも議論で)と道路の安全性の確保といったところだろうか。
とにもかくにも、オンライン会議が増えたので、より信号の色が判別しやすくなったように思う昨今。心して。
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