絶対に負けられない闘い
4、5月のガッチガチな状態ではないけれど、テレワークが定着しつつある。とにかくできる限り働きやすい環境づくりをしようと、勢いづいてiPadも買い換えた。
新しいデバイスというものは、これほどまでにセットアップがしやすいのか、と再び驚く。自分のiPhoneをiPadの近くに置くだけで、同期(?)を始めた。「何これ、近未来じゃん」と声が出たが、もう、このようなレベルのことは日常になっているのだろうか?
そして、これまたセットアップが肩透かしなくらい簡単に完了した。少しわからないことも、Appleサポートのアプリを介してスタッフの方とチャットをしたら、何なく解決。終始、返信が気さくなAIみたいだったのだが、既にすべてがチャットボットになっているのだろうか?
セットアップという難敵をクリアした私であるが、最後の関門は……気泡を入れずキレイに保護シートを丁寧に貼る、だ。自慢ではないけれど、過去に何度か失敗したことがある。気泡がある画面は麗しくないので、シートを貼らずにいたら、画面がバッキバキに割れてしまったこともある。
というわけで、私にとっては「保護シートをキレイに貼る」ということには苦手意識しかない。精神的負荷が大きい。年に1回もないこの作業のスキルが上がることもないし。
iPadペンシルでの書き心地をペーパーライクにすべく、意を決して、amazonで評価の高かったシートを注文(貼り付け失敗無料交換というサービスが私の心を軽くしてくれた。一方で交換する作業が面倒そうだから、絶対に失敗したくはないとも思うけれど)。
ついに届いて、今朝、緊張しながら作業を開始しようとパッケージを開けたらビックリの付属品の数々。購入前は付属品の詳細をあまり真剣にチェックしていなかったが、
・シートをズレさせない=ガイドシール
・画面を曇らせない=ホコリ除去シール、アルコール洗浄布、クリーニングクロス
・気泡を入れさせない=ヘラ(この弾力性があるヘラが最高!)
私のような面倒くさがりな人や不器用な人のために、痒いところに手が届く配慮が行き届いた完璧なキットであった。パッケージにQRコードがついていて、装着動画も見ることができる。
この保護シートのセットには大満足なのではあるが、こういうアナログの作業は、デジタルのように、なぜ、アップデートされないのであろうか? そろそろデバイス自体が保護シートいらずにアップデートされないのであろうか?
いろいろ疑問は尽きないが、年に一回もない作業なので、またその時がくるまで、私はこの疑問を忘れてしまうのだろう。
とにもかくにも、朝からピシッと保護シートが貼れて、それだけで妙な充実感。今日はこのまま映画館にでも行きたい気持ちになったが、まだ、金曜日だった。土曜日の朝にやれば良かった(苦笑)。