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テイラーとシャーリーズ。女性活躍に意味はいらない

昨日、テイラー・スウィフトが通算8作目となるアルバムを数時間後(現地時間0時)に最新作のリリースをSNSで発表した。

テイラーの新作リリース

「アルバムをリリースするにあたっての完璧なタイミングは考え過ぎていたと思う。けれど、今暮らしている時代は何の保証などないことを思い出させてくれた。大好きなものを作ったのなら、すぐに世に出すべきだって直感が教えてくれたの。そういう不確実性には乗ってみることにした」

ボン・イヴェールのジャスティン・ヴァーノンやザ・ナショナルのアーロン・デスナー、ジャック・アントノフとのコラボレーション。コロナ禍で、多くのアーティストと遠隔で作業(‼︎)を行ったそうで、その内容に期待が高まる。

カニエと発売日がガチンコ

そして、このニュースがその内容以上に騒がれている理由は、カニエ ・ウエストの新作と同日にリリースをぶつけてきたという。もう、間違いなくテイラーは仕掛けていると思う。「テイラー、やるな〜」と思わず声が出てしまう。

カニエはよく発売日を変更することで知られているので、結局カニエの新作はリリースされないのではないかと予想もされている。そうなれば、「テイラーとの一騎討ちから逃げた!」ともとられるだろうので、今回、カニエはどう出るのだろうか?

カニエ とテイラーの因縁は、2009年のMTV主催のミュージックアワードから始まった。テイラーが活動家としても覚醒したトリガーは間違いなくカニエ だということはNetflixの『ミス・アメリカーナ』が物語っている。

カニエは11月の大統領選に出馬している。二大政党以外の候補が出馬すると、どちらかの票が奪われることとなる。過去に、それによりギリギリの闘いで敗北してしまった候補者は多い。トランプ不支持が多いであろう黒人の有権者の票がカニエ に流れるということは、バイデンの票が取られることであり……つまり、「カニエの出馬はトランプ大統領の再選が有利に働くことにしかならない」と言われている。

カニエの出馬に対する異議申し立てのようにもとれる今回のテイラーの新作リリースは、アーティストでありながら、さながら戦士のようだ。「あなたと私。正々堂々と音楽で戦いましょう」と果し状をつきつけているように私には感じるテイラー。今の彼女に、ステージ上でカニエに自尊心をズタズタにされ、動揺しまくっていたあの頃の面影はない。

『オールド・ガード』のシャーリーズ姐さん

昨晩、シャーリーズ・セロン主演のNETFLIX『オールド・ガード』を観た。「もう、一生ついていきます!」と平伏したくなるシャーリーズ姐さんの格好良さが際立っている(ストーリーも本当に面白いのでオススメ!!)。

何世紀にも渡り、秘密裏に人類を守り続けてきた、“永遠の命”を持つ特殊部隊率いる女性兵士アンディ(シャーリーズ・セロン)の壮絶な戦いを描いた物語だ。ある日、緊急任務のために召集された特殊部隊は、不死の能力を複製しようと企む謎の組織から狙われることに。手段を選ばない組織の脅威に立ち向かう部隊と人類の運命は、アンディと仲間たちに託されていく。

シャーリーズ・セロンは以下のように語っている。

アクションというジャンルのなかで、女性は何か大きなものを失った時、夫が死んだ時、子供がさらわれた時にだけ女性は存在し、息をするというアイディアや比喩を排除するということです。こういった比喩は、少しずつ消えていっていますし、女性が、これまで何世紀にもわたって男性がしてきたのと同じように、女性がこの世界で生きて息をしている姿が見られるようになっているのです(中略)私達はもう説明しなくて良いんです。私達は戦って、世界を救えて、はちゃめちゃにできる。そして、私達のその行動の後ろに理由はなくていい。私達はただ生きて、息をして、自分でいればいい

私たちの行動に理由はなくていい

今回、直感で動いたというテイラー。

もう、その行動に、理由はなくてもいい。シャーリーズ姐さん言うところの、「私達は戦って、世界を救えて、はちゃめちゃにできる。そして、私達のその行動の後ろに理由はなくていい。私達はただ生きて、息をして、自分でいればいい」。

テイラーには、このまま突き進んで欲しい!

そして、私も、すベての行動に理由をつける癖をやめる努力をしようと思う。

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以前、テイラーについて書いた記事です。

カニエはカニエで心配。



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