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お笑い第7世代とラップ力
『サンデージャポン』で、爆笑問題の田中さんの代打で登場したのは、霜降り明星のせいやさん。番組の冒頭の自民党総裁選の内容自体には、(バラエティだと考えても「出来レースを補強する洗脳コンテンツだなぁ」と)辟易しつつ、せいやさんを見守るために見続けてみた。
というのも、『霜降ミキXIT』の芥川賞授賞作家の又吉さんが出た回とCreapy Nutsが出た回で、本当にせいやさんのもつ瞬発的な言語感覚に驚いたから。特に、星新一ばりのショートショート力には本当に驚いた。本人が無自覚に書いたこともうかがいしれ、まるで”幼少期の落書き”のような崇高な魅力に満ちていた。
人生初の恋愛短編小説「こくはく」#霜降りミキXIT #記事が出た日に書いて提出 pic.twitter.com/vuW85atwLf
— 霜降り明星 せいや (@simofuriseiyam) July 21, 2020
Creapy Nutsのファンであることを公言しているせいやさんの即興ラップは、お笑いであることのツボを抑えつつ、本当に上手でビックリ。言語感覚の鋭敏さ、瞬発力、リズム感が問われるお笑いの世界とラップとの相性の良さを改めて。
ボケ考えてるときの顔恥っ! https://t.co/b5z5IF3H48
— 霜降り明星 せいや (@simofuriseiyam) August 28, 2020
霜降り明星はツッコミの粗品さんがネタづくりをしているとばかりと思い込んでいたが、どうやら霜降りは2人でネタ作りをしているもよう。そうか、若くしてM-1チャンピオンになった霜降りの強さは、この二人の言語感覚の相乗効果なのか、と感じいった。
そう言えば、「お笑い第7世代」というビッグワードを発明したのも、せいやさんだったっけ。
ラップのようなリズム芸でブレイクして、今はYouTubeを主戦場に活躍するオリエンタルラジオの中田さんが的確に彼らを評価する。
王道の演芸で、コンビで『M-1グランプリ』に優勝し、粗品はピンで『R-1ぐらんぷり』を制し、せいやはモノマネも得意。「吉本が追いかけてきたカルチャーそのもの、あれが吉本は欲しかった」と絶賛した。粗品がギャンブル好きなのもポイントで、横山やすし・西川きよし、太平サブロー・シローらを彷彿させ、「演芸と破天荒さがあって、人を楽しませる芸の最強系」と語った。
そして、本日のサンジャポ。「フォルムが田中に似ているから」というようなことを太田さんは言ったけれど、せいやさんは番組進行をソツなくこなしつつ(もちろん緊張はしていたが)、きちんと演者たちにツッコミ(コンビではボケ担当なのに!)も入れてている姿をみて、「本当に恐ろしい子!」と感心してしまった日曜の朝であった。
前出のショートショートを披露し、又吉さんに太鼓判を押されたせいやさんは、「講談社さん、オファー待ってます!」的なことを最後にシャウトしていた。自分が働く会社名がせいやさんから出たので、文芸部門に連絡してみたが、その後、どうなっただろう?
サンジャポ田中さんの代わりにMCしてきました!フォルムだけで代演僕にする太田さんとサンジャポのスタッフさん変態すぎる! でもとても愛のある番組です^ - ^
— 霜降り明星 せいや (@simofuriseiyam) September 6, 2020
田中さんはやく戻ってきてくださいね😃#サンジャポ
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