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物価とビリー・アイリッシュ
今年のグラミー賞の話題をLIZZOと席巻しそうなビリー・アイリッシュの日本公演が9月にきまった。数年前のサマーソニックでの来日以来2回目。ビリーは最新作『007』の主題歌を担当することも発表された。
横浜アリーナ1日公演なので、きっとチケットは争奪戦になるだろう。
「チケットが高い」という意見も散見している。ビリーに限らず、「海外アーティストの公演チケットは高いな〜」と思うことも増えた。物価が変わらない日本と海外の乖離を感じる瞬間だ。
ちなみに、ビリーの日本公演は台湾公演より4割くらい格安らしい。
台北公演だとアリーナが5800ニュー台湾ドル(約21500円)。日本の4割増ですね pic.twitter.com/eCjruTrkkU
— 宇野維正 (@uno_kore) January 20, 2020
日常生活では自覚しづらいが、こうやって日本のデフレは進み、定着している。
というわけで、日本は先進国で唯一賃金が増えていない……。なんだか憂鬱になってきた。
そんな時にビリーの歌は、いつもより妙に心に響く。がんばってチケットをとろうっと。