ビートルズを知ってるのは自分だけ⁉︎ 小ネタ満載のファンタジックなラブコメ『イエスタデイ』
①監督は、「トレインスポッティング」「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル
②脚本は、「ラブ・アクチュアリー」の脚本家リチャード・カーティス
③設定は、自分以外がビートルズを知らない状況。主人公はアルバイトをしながら音楽活動をしているアーティスト。
そんな3拍子揃ったラブコメディ『イエスタデイ』。「絶対に楽しいに決まってる!」とウキウキしながら映画館へ。
【少々ネタばれ】
結論は、②>①>③
リチャード・カーティス強め!
ダニー・ボイル弱め‼︎
まさかの、3つの魅力が相殺しあっちゃったパターン、かな。リチャードがそのまま監督をやった方が良かったのかもしれない、とも。でも、音楽映画だからダニーに託したのよね、ぶつぶつ。
可もなく不可もなく。
ファンタジックな要素を差し引いて考えても、アーティストの葛藤やすれ違う恋愛感情の描き方が軽く、今ひとつ芯が弱い印象。エド・シーランにたよりすぎ? ビートルズの曲たちがストーリーにあまりリンクしてこないのでもったいない(HELPは除く)。“あの人”の登場は必要だったのか…などなど。芯が弱い分、話が進めば進むほどディテールが気になってしまう。
正直に言うと、「この設定だったら、もっとおもしろくできただろうよ!」と思ってしまったのでした。
とはいえ、小ネタ満載なので楽しいし、声を出してしまうところは何箇所もあった(ビートルズがいないから、フォロワーの◯◯◯◯も存在しない、とか)。ダニー作品らしく(疾走感はないけれど)テンポも良い。リチャード作品らしくハートフルになれるのも間違いない。
おそらく私の期待が大きすぎてしまったのだなぁ(苦笑)。
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