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西伊豆イルアズーリ旅日記

イルアズーリという耳馴染みのない響きのホテルのことを教えてくれたのは娘だった。友達と行ってとてもよかったと聞いて、いつか行こう!と思っていた。
一度機会があって計画したのだが、参加メンバーのタイミングが合わなくなりあえなく頓挫。それでもことあるごとに行きたい行きたいと言っていたらこの度ついにそれが叶ったのだ。やっぱり言葉にするのは大事だと実感した。

交通の便が良いとは言えない場所なので手段は車一択。最初は沼津まで東名で一気に、と考えていたのだが、車のナビもグーグルナビも箱根を通るルートを表示。ギリギリまで迷いながら決め手になったのは友達の一言。

「あのアジフライ定食が食べたい!」

小田厚の小田原SAの平日限定アジフライ定食

箱根に行く時にいつも食べていたこちらの定食、サクサクふわふわなアジフライが3尾もついて760円也。満足満腹で箱根を越えて目指すは西伊豆。途中道の駅に立ち寄りながらも15時少し前にはホテルに到着しチェックイン。荷物を部屋に置いてからさっそくテラスに向かった。

滞在中はフリードリンクなのも嬉しい。ビールとワイン、おつまみを持って足湯につかりながら乾杯!目の前に広がる海を見ていると気持ちがのびのびと解き放たれていく。波の音も心地よい。
ずいぶん長いことおしゃべりしていたが、18時からの夕食前にお風呂に入ろう!と一度部屋に戻った。

部屋はこんな感じ

部屋の露天風呂はあとにして、とまずは大浴場に向かった。露天風呂からは海が見えて本当に気持ちが良い。トンビが一羽優雅に飛んでいたり、賑やかなのはツバメかな?なんだかんだでずいぶんと長風呂になってしまった。

海を眺めながらのハンモックでリゾート気分満喫

大浴場と同じ階にはハンモックスペースがありここでゆるりとすごしてからレストランへと向かった。夕食はビュッフェスタイルでクオリティの高い品々が揃っていて食べる前からわくわく♪

どれもとても美味しい〜✨

レストランからはお天気が良ければサンセットが見れたはず。今回は厚い雲がかかり残念ながらそれが叶わなかった。いつかまたリベンジできたらいいな。

おなかがいっぱいになって部屋に戻りしばしおしゃべりしてから露天風呂に。真っ暗な海と波の音を聴きながらワイン片手に湯船に入りおしゃべりは続く。いきなり友達が静かになったと思ったら突然の寝落ち。あわてて顔をあげて自分でびっくりしてた。そんなことを何度か繰り返しながら時間はゆっくりと過ぎていった。ここからの星空はさぞや綺麗だろうなぁ。こちらもいつかリベンジしたい。

翌朝は7時に起きて朝風呂へ行きそのあとに朝食をいただいた。朝のビュッフェも充実していて嬉しい。

まご茶漬けを作ってみた

チェックアウトは11時だが、トンボロと呼ばれる干潮時に道が現れるところを渡りに行くために少し早めにホテルを出た。

これがトンボロ現象。歩いている途中で大雨になり全身びっしょりに。

「渡っても何もありませんよ。でもまぁ記念にはなるんじゃないでしょうか」というホテルのスタッフさんの言葉に背中を押され渡ってみた。歩きながら「今、津波がきたら確実に流されるな」と思っていたのだが、車に戻ると「どこかで大きな地震があって伊豆に津波注意報出てるけど大丈夫?」と娘からラインがきてあまりにもタイムリーで本当に驚いた。

観光はこちらだけで帰路についた。イルアズーリを満喫するためだけの二日間だったが久しぶりに贅沢な時間を過ごすことができた。


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