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ほくろちゃんのはなし

ほくろちゃんを最初に見かけたのは確か去年の10月頃だったと思う。鼻のすぐ横に丸い模様が入っているので、「ほくろちゃん」耳がさくらカットされているので、地域猫だとわかる。
ほくろちゃんの他にも私が勝手に名前をつけた猫はあと2匹いるのだが、一番小柄で臆病で用心深いほくろちゃんのことがついつい気になっていた。
見かける度に餌やチュールをあげていたら、ほんの少しだけ気を許してくれたような?

ほくろちゃんとブラック
写真はないがもう一匹がマダラちゃん

ほくろちゃん、ブラック、マダラちゃんの3匹が我が家を餌場のひとつとしているようで、入れ替わり立ち替わり訪れていた。
先日はほくろちゃんとマダラちゃんが鉢合わせしてケンカになり、小さなほくろちゃんが追い払われてしまった。(その時のマダラちゃんの尻尾がブワッと膨らんだ様はまさにタヌキだった)
それからしばらくほくろちゃんの姿が見えず心配していたのだが、ある日またふらりとやってきて一安心。

最近はこのように猫づいているのだが、子どもたちが小さい頃は我が家では犬を飼っていた。その時使っていた小屋が物置きとなってずっと庭に置かれていて、それを娘と息子が片付け中に毛布を入れた。猫が入るかも?いや、さすがに猫は犬小屋には入らないでしょ、と言っていたのだが……

入ってる!

ある日ふと見たら、ほくろちゃんが入っていた。

気持ちよさそうに寝てる

小屋に近づくとパッと逃げてしまうが、昼間餌を食べたあととか、なんなら一晩中入っていることもある。ちょうど窓から見える場所なので、ついつい覗いてしまい、『ウザいやつ!』と思われているだろうな。

餌場をニャコム中
物置の屋根でニャコム中
留守に備えて自動給餌器のテスト

ここまでくるともう飼い猫?
とも思われそうだが、ほくろちゃん自身は『ふん!アタシは自由な野良猫よ』と思っているのだろうな。
今夜は小屋には入っていないようだ。夜のパトロールだろうか。

明日の朝は来るのか来ないのか……最近は起きたらすぐに玄関開けて外を確認するのがルーティンになってしまった。


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