診療予約の仕組みを根本から変えたと言われるフランス発 オンライン予約システム
以前から使っていたフランスの診療予約システムが便利だなと思っています。
今回 ワクチン接種の予約の際も、自分の都合に合わせて決められたので ストレスは少なかったです。
使い勝手はどうなのか、書いてみたいと思います。
どういうシステムなのか
doctolib(ドクトリブ)という2013年にできたこのシステム。登録されている医師の情報、診療時間の空き状況が分かるので、自分の予定に合わせて医療機関を選んで予約できます。
一つ一つの病院のホームページにアクセスせずに一括で予約状況が見られるので便利です。
例えば、パリの皮膚科は通常1〜2ヶ月待ち。doctolibを使用する前は一つ一つ電話して、空きを聞いて、予約できるのがあまりにも先なので、他も探してみて、と繰り返していました。
今は、医師それぞれを比較して決められるので 予約が楽になりました。
こちらでオンライン診察も予約することができます。まだ受けたことはないのですが。
ワクチン予約
7月中旬に、衛生パスポートの運用が発表されると ワクチンの予約が殺到。私は「数日待って、落ち着いた頃予約しよう」と思っていました。
出遅れた私がいざ予約しようとすると、空きはわずか。
普段の医師予約は自宅から近いところから見ていくのですが、もう近くは全部埋まっていました。
それでも、日時と場所を考慮して選べたので便利でした。区役所やスポーツセンターなどの大規模接種会場、開業医、薬局などあらゆる会場が同時に検索できます。
当日接種できるかどうか分からず行列したりするのは 体にも負担になりそうなので、こういうシステムはあってよかったなと思いました。
このように、doctolibに登録されている機関の予約状況が見られます。
今まで自分がどの医師にかかったかなどの履歴も見られます。
保険証カード
なんでフランスは医療の運用がスムーズにできるのだろうと考えると、健康保険証カードを使用していることも大きいと思います。ICチップのついたカードです。
国民を管理しやすいのは、メリット デメリットがあると思いますし、専門家でもないので、詳しくは言及しませんが。
このカードは診察を受けた時や処方箋を持って薬局に行く時など、保険証として使います。
日本では、マイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになるそうですね。
このように、Doctolibや、保険証カードなど、医療システムの発展が与えた影響は大きいなと今回感じました。
以上、連日フランス 日本の状況を見聞きして、フランスで日常の医療をどのように受けてるか、一部ではありますが 書いてみました。