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あなたと同じ土地で-SNSをやめたら、こんなことより自分のことじゃない?-

私はなんとなくインスタグラムを消したり、入れたりを最近している。
他人がどうした、というよりかは、特段興味のない営業のSNSを見るのが好きではないからだ。嫌いではないけれど、見ている私は、まるで、そのお店を応援しているような感覚に陥る。

そして、会ったこともない人のSNSを見て、一喜一憂している自分がいるのも変な話だ。

SNSをしなくなったら、一気に人生がつまらなくなった。私の娯楽は、SNSであり、そこで小児に欲求が満たされる。そして、あんな人がいる、この人は何をしているという情報を見ているだけで、勝手につながっている気分に陥ってしまう。今までの楽しい記憶は、SNSによって強化されているような気がする。

最近、将来の見通しがついてきた。ここでこのぐらい稼いで、家に帰ったらこんな感じで。もちろん、予想とは反することは必ず起きる。それでも、SNSをやっているときは、こんな魅力的な人と出会ってみたい、俺はあなたたちと同じ土地で、こんな贅沢をしているなど、相手よりも上であるようなストーリーを挙げて自己満足していた。

最近、SNSをやっていなかったらどんな6年間だったかすごく考えるようになった。おそらく、SNSをやっていないと、お金はあまり使わなかっただろう。こんなすごいことをした、こんな服を買った、こんな、、、全部お金が絡んでいる。しかし、SNSをやっていなかったら、無駄な出費も、旅行もそんなにいかなかっただろう。誰かに知ってもらう手段はSNS。知りたくなくても勝手に知らされるSNS。相手に知らせるには、こんないい道具はないだろう。

反対に、SNSをやっているからこそ、読書をしていた自分もいるのかもしれない。こんな本を買って勉強している。こんなおしゃれなカフェで本を読んでいることをアピールなど、アピールすることで、自分を強化していたような気もする。

よくもわるくも、これから先の見通しが見えてしまったし、SNSをやっていなかったら、ものすごくお金がたまっていたし、しっかりしていただろう。しかし、多様性を身につけられたのはSNSのおかげだ。反対に、他者の目線を気にする、他者からの評価のための行動ををとってしまうのはSNSの性でもあるだろう。

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