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16歳高齢犬の話。②愛犬が過ごしやすい環境と、わたしの生活の真ん中を探す。

2006年7月15日生まれのアメコカの女の子です。
16歳なのに女の子?ッテ思うかもしれませんが、
ワンコは死ぬまで3~5歳児と同じなんだ、って聞いたことがあります。
実際、そうなんだろうな、って思っています。
16歳になったとたんに目が全く見えなくなった彼女が少しでも無理なく健康に生活できるように
人間も一緒に考えたりしていることを書いているnoteです。

あまり人間側の生活を、犬側に寄せすぎないように決めて、
その中で何ができるか?を考えています。

父の在宅介護をしたときに、自治体に頼ることを知らず、
父のボケや徘徊、排泄や食事の介助に寄り添い過ぎて、年金ニートになって疲弊したことがあります。
疲弊したアタマは正しい判断やフットワークを鈍らし、
結果として父の身体能力の衰えを加速させたのではないかなぁ、と、
今では思います。
でも、しょうがないんですよね。
家 ってどんなにガラス張りでも
家の中で何が起きているか、なんて、外から何にも見えないし、
中の人は心身がイッパイイッパイ過ぎて外が見えなくなるし、
中の人が声を上げないと、外にいる人に声は届かないんですよね。

老犬介護、高齢犬との暮らしも似ているところがあると思います。

クレオたんが突然目が見えなくなったときドキドキしました。
ドキドキに耐えられなくてSNSに、クレオたんのことを書いたり
ワンコのことをよく知っている人たちに助言を求めたりしたら、
いっぱいアドバイスを貰えて、すっごい支えられたし、
いちばん気付いたのは、
ワンコに対するスタンスは、いろいろあってOKだって気づきました。
クレオたんの身体能力がもっと衰えたら
今のスタンスを変えなければいけないときが来るかも、だけど
今は、わたしの生活をなるべく変えないで、
クレオたんと、お互いに歩み寄っていきたいです。

たとえば、仕事に行きゃなきゃお金を稼げないから
お留守番は今まで通り頑張ってもらう、とか。
でも、今までより少し短い外出時間にできるようにスケジュールを考えてみる、とか。

人間側を犠牲にし過ぎると、いつか、つらくなっちゃうと思うんです。
これは、人間の介護の経験からそう予想するんですけど、
「わたしはこれがしたいのにこの子のせいでできない」とか思うような隙を、1ミリも作りたくないんです。
自分だけでは手に負えない事態になった時に、しかるべき医療や介護や、誰かの手助けを得られるように、
そのためにお金を稼いでおくとか、収入を増やしておくとか、
助けの得かたを調べておくとか
そういうふうに考えています。

実は、いままで、お散歩に行ったとき、道端でたむろっているワンコのママパパさん達の集団に入っていけなかったんです。
クレオたんもワンコがいるとすぐ隠れちゃうし、ガンガン歩けたので、とどまる必要なかったし
なにより、わたしが、集団に入り込むのが苦手だったんです。
でも、クレオたんの目が見えなくなり、
街を歩くのを怖がるようになったとき、
むかし一緒に住んでいたワンコたちがお互い助け合っていたことを思い出して、
もしかしたら街にいるワンコたちが助けてくれるかも、ってひらめいて、
ワンコがたくさんお散歩している時間に頑張って朝早起きて街に出たら
いろんなワンコたちがクレオたんに話しかけてくれて
クレオたんも、いままでワンコから逃げ回っていたのに、目が見えないから逃げなくなって、
わたしも、ワンママパパさん集団のところに行くようになりました。

ワンママパパさん達と話をしてわかったのは
みんな高齢犬とともに暮らした生活をお持ちだということ。
「歩けなくなって寝たきりで」「食べれなくなって点滴をやってた」とか。
わたしも高齢犬との生活の経験はありますが、
犬の介護、というのはありがたいことに経験が無いんです。
クレオの妹ジジは9歳で心停止。姐犬レディは12歳で息を引き取るまで家の中を歩いていました。
子供のころに一緒にいた兄のポコは16歳で死んだけど、20年以上前の家庭ではペットとの接し方が今とは違うし、
ペットが抱える病気や障害も変わっているので、
これからクレオたんがどういうふうになるかは手探りで、それが心配で。
でも、ワンママパパさんたちのお話を聞く限り、
今のクレオたんはとっても良い状態で、元気で、
ただ目が見えなくて耳が聞こえないだけなんだって気づきました。
そして、不安で押しつぶされそうになっているのはわたしだけで
クレオたんは自然の老いを受け入れているだけ、だって気づきました。
彼女が不安を感じない環境を整えれば、お留守番だって今まで通りできるだろうし(生まれたときからお留守番をしているわけですから)
わたし一人がビビっているだけだったんですよ。

彼女のために、家のいろんなフォーメーションを整えました。
わたしが満足しても意味がないですが(笑)
なかなか整っている感じです。

今日もいつも通り、カリカリをバリバリ食べてくれたし
おやつの煮干しもバキバキ食べてくれました。
16歳のクレオたんの足腰がしっかりしているのと、
歯槽膿漏が無く、歯がまだしっかり生えているのは
ももももしかしたら小さい時からおやつで食べている煮干しの効果かも??
というか、おやつは煮干しとグリニーズしかあげたことがありません。​

ちなみに、煮干しは大きめのものが1本に対する噛む回数が多いようです。

グリニーズは1日に何回かあげれるように小さいのを買っています。

いやはや、人間も粗食のほうが健康寿命が長いとは聞きますが
もしかしたら?もしかするかも?
ごはんもカリカリ一択です。

チョット長くなったので、今回はこのあたりで。
ではまた!


目が見えなくても、お水を飲むところとご飯を食べるところ、
おしっこをするところは間違えない。さすがです、クレオさん。

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