16歳の高齢犬との暮らし。③一緒に寝るワンコの寝床事情。出遅れたペットスロープ。
2006年7月15日生まれのアメリカンコッカースパニエル女の子
クレオたん。老化に向き合う毎日の記録。
前回のお話しはこちら。
16歳の誕生日の3日後に目が見えなくなった、と思っていたけれど
いま考えると、少し前からほとんど見えてなかったんだろうな。
16歳の誕生日の2日後までは、
わたしの顔を見つめていたし、わたしについて歩いてきまわっていたから、
見えてると思っていた。
でもほとんどボンヤリだったんだろうな。
いま思い出すと、見えていない行動だったんだ、って思い当たることもある。
たとえば、
階段の途中で立ち止まる。階段を下りたがらない。
散歩の途中で視線を落したまま立ち止まって動かなくなる。
しばらくその場でじっとしてからお尻を撫でたりすると
動き出したりしていたけど、
現在の彼女の行動を見ていると、
そうだったんだね、って思う。
失敗したなーって思うのは、目が見えるうちにペットスロープ(またはペットステップ)を覚えさせることができなかった事。
我が家に導入するのが遅すぎて、まさか まさか
失明日に買ってきてしまった。なんてこった。
飛び降りるときの脚への負担を減らすために買ってきたんだけど。
脚力があるのでソファやベッドに飛び乗ることが容易だけど
飛び降りるときの負担はかなり大きいと感じていたので
目が見えて元気なうちにペットスロープを準備して、
使い方を覚えてもらっておけば
足腰が弱っても、目が見えなくなっても、たぶん
「ここにスロープあるな」って覚えていて使えたんだろうな。って思う。
クレオたんは、夜、寝るときにわたしのベッドに一緒に上がって、掛布団の上で寝ていました。
降りるときは抱っこして下していたんですけれど、ワンコ自身で飛び降りることもできていました。
でも、目が見えなくなって、ベッドの上から足を踏み外したら危険なので
どうしたらいいかな?って考えました。
一緒に寝るのを辞めるか?
でも、ベッドに上がりたがって吠えるからなぁ。。。
と思い、考えた末に、
一年中ベッドの形のままのソファベッドをソファの形に戻し
敷布団を購入。床に寝ることにしました。
敷布団を敷いて気付いたこと。
「マジで寝心地が良すぎる!」
低反発マットの敷布団の寝心地は、ソファベッドとは大違いでした。
床に寝たその日から、肩こりが軽減され、睡眠の質が急上昇。
なんてこった。まさかの効果を発揮。
こうして敷布団生活がスタート、クレオたんも今まで通り
掛け布団の上に丸まって一緒に就寝。
先にクレオたんが目覚めると、わたしをグサグサ踏んで起こしてくれます。
しかし、、、
敷布団生活が始まって2日目。
はやくも敷布団生活を断念する事態になりました。
朝、先に目が覚めたクレオたんが、グサグサわたしの顔を踏んで
起こしに来ました。が、
「え!!強烈にウンチくさい!!!」
「まさか、わたしの上でウンチしたの?!?!」
と思い、飛び起きて確認したら
わたしの上ではウンチをしていませんでしたが、
トイレでしたウンチを、目が見えないために足で踏んでしまい、
その足でわたしの顔をグサグサしてくれた様子でした。苦笑
なるほど。こうなるのか。
ウンチを片づけ、床を掃除して、布団カバー諸々を洗濯機へ。
目が見えないので、ウンチを踏んでしまうことは致し方が無い。
しかし、毎朝これを繰り返すのはキツイ。
ということは、やっぱりベッドに寝るしかないか
という結果になりました。
買った敷布団は、ベッドの形に戻されたソファベッドの上に敷いて使っています。寝心地は最高です。寝るのが楽しみになるレベル。
いまはクレオたんと別々に寝ることにしました。
それでも、わたしがベッドに寝ているのを察すると、前脚をベッドにかけて
ワンワン言い始めるので、
そしたら抱っこしてベッドに載せてあげます。
しばらく様子を見て、寝てくれたら一緒に寝て、
いつまでもベッドの上でウロウロするようなら、落ちたら危ないので下して様子をみます。
まぁ、すこし寝不足になりますけど、
ワンコを飼っていることによる寝不足は、
今に始まったことじゃないし。
そういうもんですから。
クレオたんに限って言えば、
いまだに歯が丈夫で、おやつの煮干しやグリニーズが食べれることと、
足腰がしっかりしているので家の中を歩き回って運動ができることが救いかも。
老化の進行の予防になると思う。
これからも、すこしずつ、高齢犬と上手に住める環境をつくろう。