2023/3/27~3/31:投資戦略

注意:本記事はモチベーション維持のための私的な分析記録で、個別銘柄への投資を煽るためのものではありません。投資の判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

今週発表予定の指標

経済指標カレンダー|みんかぶ FX/為替 (minkabu.jp)

<注目>
3/28(火)
 23:00 米消費者信頼感指数

今週のNYダウの予想

まずは先週のNYダウをおさらいしよう。先週末にはSVBに続き、クレディスイス銀行の経営危機が報道され、日本市場が明ける前までにUBSグループが買収に同意するなど、またしてもせわしない週明けとなった。AT1債(約2兆2800億円)が無価値になるなど、金融業界に不安を与えるようなニュースも飛び交ったが、週前半はいったん金融不安が和らぎ、NYダウは上昇した。

水曜日のFOMCで市場予想通りに0.25%の利上げが発表されたが、パウエル議長が「FOMC参加者は利下げを想定していない」と述べたほか、イエレン財務長官は「政府は預金保護の拡大を検討していない」と言及したため、投資マインドが悪化し金融システムへの懸念が再燃。週後半は軟調な展開となった。

そこに追い打ちかけるかのように、金曜日にはドイツ銀行の株価が急落しており、新たな金融危機の火種となっている。さすがに取引終了までには不安感はある程度緩和され、上昇して取引を終えている。一方、アメリカの中小銀行では預金の流出が止まらず、3月15日までに約13兆円の預金が流出し、大手銀行に約7兆円の預金が移動している(参考)。また、ペルシング・スクエア・キャピタル・マネジメントのビル・アクマン氏は、イエレン氏が金利引き上げの発言を撤回したことで、銀行からの預金流出が加速すると警告。アクマン氏は、銀行株を売却し、暗号資産や金に投資すると述べるなど、金融不安が高まっている。(参考

NYダウは3月6日の高値33,572.22ドルから3月15日に31,429.82ドルの安値(7%下落)をつけ、現在は32,237.53ドルまで値を戻している。市場がどこまで金融不安を織り込んでいるのかはまだわからないし、金融不安に関する悲観的なニュースは毎日増えているといった感じだ。市場の注目がどこに移っているのか見極めながらトレードをしていかなければならないだろう。

NYダウ 5分足
NYダウ 日足

今週の日経平均予想

先週の日経平均は月曜日こそ、クレディスイス銀行買収の件で下落したが、祝日を挟んで水曜日は上昇した。しかし、週末にかけて値幅の小さい動きとなり、先行きの見えない金融不安やFRBの利上げなどを懸念し上値が重たかった。来週の注目のイベントもないが、金融不安に関するニュースが日々報道されており、一喜一憂する展開が続くだろう。

日経平均 5分足
日経平均 日足



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ヨコイチ
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