2023/3/20~3/24:投資戦略
注意:本記事はモチベーション維持のための私的な分析記録で、個別銘柄への投資を煽るためのものではありません。投資の判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。
今週発表予定の指標
経済指標カレンダー|みんかぶ FX/為替 (minkabu.jp)
<注目>
3/22(水)
27:00 米FOMC政策金利発表
3/23(木)
17:30 スイス政策金利発表
21:00 英政策金利発表
23:00 米新築住宅販売件数
3/24(金)
21:30 米耐久財受注
空売り比率
今週のNYダウの予想
まず、先週のNYダウの動きをおさらいしよう。先週のNYダウはSVBの経営破綻から週末を挟み、市場には金融不安が広がっていたが、バイデン大統領の「金融システムに問題ない」という発言と米財務省による預金者への全額保証のニュースが伝わってからの取引スタートとなった。また、週中には注目の消費者物価医数も発表されるという、不確定要素の多い一週間だった。
一方で、株価の動きを見てみると、安値31.429.82ドル~高値32,306.59ドルと値幅でいえば、この状況にしては落ち着いた一週間だったともいえる。
さて、次に先週のSVB経営破綻から想定したシナリオを振り返ってみたい。
<先週想定したシナリオ>
①SBVの経営破綻は同行特有の問題ではなく、同様の問題を抱えた金融機関はある。
➡シグネチャーバンクも不安定なビットコインに積極的に投資をしていたことが財務不安定とし、取り付け騒ぎを引き起こした。今後はますます銀行の財務状況は重要視されるだろう。また、クレディスイス銀行も不安は飛び火している。
②ただし、米政府の救済措置により、リーマンショックのような本格的な不況には陥らない
➡米政府は異例の速さで預金の全額保護を宣言するなど、火消しに必死だ。また、スイス中央銀行もクレディスイス銀行の流動性確保のために、最大7兆円の調達をすると発表しており、同時にUBSとの買収交渉も進めているようだ。とはいえ、市場の不安はぬぐい切れていない。銀行が財務健全化のために貸し渋りを行うようになれば、不況はますます加速していくことだろう。
③一方で、SBVは倒産し、預金者であるベンチャー企業のいくつかは共倒れする可能性がある
➡米政府は預金は保護するものの、SVBは救わないとした。また、銀行の財務健全化を指示するとしており、今後銀行が貸し渋りを行うようになれば、不況はますます加速していくことが予想できる。
④ここ数日~数週間、のマーケット(株・国債・為替)は乱高下するが、年内はじわじわと下げ、金融引き締め解除を織り込んだ年後半からは再び上昇していくだろう。
➡ここ数日間のマーケットはまさに乱高下。年内はやはりじわじわと下げるか。
今週の日経平均予想
先週の日経平均は、通称:感情増幅装置ぶりを発揮し、NYダウと連動し、大きく乱高下した。3月頭の安値を更新したかと思いきや、金曜日には大きく戻し、また夜間の先物取引では27,000円を切って大きく下落している。正直需給はズタズタだと思うが、一応考えてみる。
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