2023/2/13 株日記
注意:本記事はモチベーション維持のための私的な分析記録で、個別銘柄への投資を煽るためのものではありません。投資の判断はくれぐれも自己責任でお願いいたします。
本日の市況
昨晩の米市況
長期金利の上昇を警戒した売りが先行して始まるも、ミシガン大学h消費者信頼感指数が市場予想以上に改善すると、反発。169.39ドル高で取引を終えた。
2/14発表の消費者信頼感指数を警戒し、売買はマチマチ。目安の34,000ドルの上値は重い。長期MAも近づきつつある。
本日の日経平均:日中の値動き
取引開始と同時に下落し、一時27,266.94円まで下げたが、売り一巡後は下げ幅も限定的になり、27,429.71円で取引を終えた。日銀の後任人事を材料にした売買は本日で織り込まれたか。
米CPIを前に売買も限定的。
本日の日経平均:上昇セクターと下落セクター
上昇:鉱業、海運、鉄鋼、石油石炭など12業種
下落:精密機器、電気機器、金属製品、その他製品など21業種
本日のトレード反省
買われすぎ売り戦略
アルプスアルパイン(6770)
キムラユニティー(9368)
売られすぎ買い戦略
鹿島(1812)
反省まとめ
RSIで売られすぎ・買われすぎを判断。MACDのデッドクロスorゴールデンクロス目前を指標にエントリー。しかし、目前ではエントリータイミングが早すぎたか、ほぼ裏目に。戦略自体も逆張りで、リスクが高い。考え直さなければならない。
本日の注目銘柄
本日のテーマは「低PBR」。特にPBRが1倍を割れている銘柄というのは、株価が1株当たり純資産を下回っているということで、東証はPBR1倍割れ企業に対して改善策の開示拡充を求めるという。
このことから、PBR1倍割れに該当する企業はこれからの材料となる適時開示が増えていくことが予想されるし、何よりも生き残りをかけて資本コストや資本収益性を変革していくことだろう。その点において、低PBR銘柄は今後注目のテーマのひとつだ。
東京製鐵(5423)
独立系電炉大手。建材が主力でH形鋼や厚板等製品多彩。熱延鋼板に進出。1/20に発表された第3四半期決算短信の内容を見てみよう。
ここで投資指標を同業5社で比較してみる。すると、驚いたことに5銘柄中5銘柄でPBRが1倍を割っている。鉄鋼業界はこんなもんなのだろうか。調べてみると東京製鐵は投資指標を見れば、割と指標は上位のようだ。
東京製鐵 予想PER:5.2倍 PBR:0.91倍 ROE:22.09% ROA:14.99%
日本製鉄 予想PER:3.9倍 PBR:0.64倍 ROE:20.47% ROA:7.81%
神戸製鋼所 予想PER:5.2倍 PBR:0.36倍 ROE:7.88% ROA:2.26%
丸一銅管 予想PER:10.1倍 PBR:0.71倍 ROE:9.80% ROA:7.93%
大同特殊鋼 予想PER:6.1倍 PBR:0.59倍 ROE:8.50% ROA:3.86%
では、東京製鐵のPBRが1.0倍になるためにはどうすればよいのか。1つは株価が上昇すること、もしくは反対に純資産が減少することか考えられる。純資産が減るにもいくつかパターンがあって、例えば赤字で資産が目減りしてしまってはPBRが上がっても評価しづらいだろう。
いろいろと調べてみたが、今のところPBRでは割安かどうかの判断はしづらそうだ。PBRは1倍を割れていたら今後の改善に期待ができる。割安度合いはPERで判断した方が使いやすそうだ。
PER=株価/EPS (株価収益率)
PBR=株価/BPS (株価純資産倍率)
ROE=当期純利益/自己資本 (自己資本利益率)
ROA=当期純利益/総資産 (総資産利益率)