【ぼちぼち往復書簡】はじめての伊勢神宮へ From ようこ
すみちゃん、こんにちは!こちらは一気に真夏の暑さ。天気予報の最高気温を見る度に、ひーってなってます。溶けそう…。
食べられる草のyoutubeも観たよ!室蘭は本当に自然豊かでうらやましい。ヒメジョンって子供の頃からなじみがあるけれど、これも食べられるとは!次回、室蘭に行ったらいろいろ食べてみたい。
丁寧に下処理したフキも美味しそうだね。下ごしらえに時間をかけてする料理って、なんだかあこがれる。毎日は無理だけど、丁寧に暮らしている感じが素敵だね。
さて、私は三重県~和歌山県のパン旅に行ってきました。パン屋さんのことは後日Instagramに載せると思うので、今回の旅でとても楽しみだったお伊勢参りについて。
タイムリーなことに、はじめての伊勢神宮行きがぼんやりと決まったころ、古くからある神社の方とお話する機会があってね。その方から巡る順番やお参りについての情報をいただいたの。特に外宮は天照大御神のお食事を司る御饌都神、豊受大御神がお祀りされているので、食にまつわる仕事をしている私はぜひ行くべきとのこと。
その方の教えの通りにまずは夫婦岩へ。鳥居の前に置いてある縄の輪は「輪注連縄」というもので、これで身体をさすりけがれや悪いところを託すんだって。全身、念入りにさすっておきましたよ。
そのあとは外宮、内宮の順番でお参りを。
翌朝は開門時間の5時にあわせて早起き。
泊まったお宿では「早朝参り」をするゲストのために早朝からかたぱんという、お祝いの時等に食べられるものとコーヒーのサービスが。さすが神宮のお膝元ホテル。かたぱんは甘食のようなほんのり甘く素朴な味わい。
まだ人もまばらなおはらい町。かわいいにゃんこが朝のお散歩中。
赤福の本店も早朝からあいていて、出来立ての赤福とお茶をいただき、元気をもらっていざ内宮へ。
五十鈴川の清らかな流れに自然と心も静かになる御手洗場。
この日は祈祷をお願いすることもあり、礼服を着て向かいました。背筋がしゃきっとするね。何千年も前からこうして日々、続けられてきた儀式かと思うと、感慨深い。
再び外宮へ戻り、せんぐう館へ。館内は写真撮影NGだったのだけれど、原寸大の外宮殿舎、圧巻でした。職員の方のガイドが一日数回開催されていて、そのお話をうかがいながら見学すると更に楽しめるのでおすすめ。
夕食は贅沢に松阪牛のすき焼き屋さんへ。関西風で、お砂糖とおしょうゆのみで味付け。目の前でお店の方にお肉や野菜を焼いていただける、お殿様気分を味わえるスタイル。
今回の神宮。はじめてなのに、なぜかどこか懐かしい気持ちになった不思議な体験でした。立派な大木に囲まれた緑豊かなところや、川の流れ・・・良い意味で観光地化されすぎていないところも、真摯にお参りする場所と感じられてよかったよ。皆が口々に一度は行ってみて!と言うのがよく分かった。
すみちゃんも北海道の夏、満喫してね。そちらへ避暑に行きたいー!
今日も最高気温33度の東京より
ようこ